二十四節気

二十四節気の雨水の読み方や意味は?2022年はいつ?

2月の二十四節気の一つである【雨水】。
「あまみず」じゃないですよ。読み方は「うすい」です。

季節の節目を表す【雨水】にはどんな意味があるのでしょうか?また、今年はいつなのか?についてお伝えします。

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【雨水】の読み方と意味

二十四節気の雨水は「うすい」と読みます

明治時代以前に使われていた旧暦では、太陽の動きに合わせて1年を24等分した「二十四節気(にじゅうしせっき)」が用いられていました。

二十四節気で1年が始まるのは春の立春から。
2番目にくるのがこの【雨水】で、毎年、2月19日ころになります。

 

雨水の意味は?

雨水の意味は

降る雪が雨に変わり、水がぬるんで草木の芽が出始めるころ

で、古くから、農耕の準備を始める目安とされてきました。

日本人は溶けていく雪に特別な感情を抱くのか、溶ける過程に様々な表現があります。

  • 雪が解けることを「雪解(ゆきげ)」
  • 雪が解けて川に流れ込んだ水を「雪代(ゆきしろ)」
  • 解けた水が雪を押し流し、消し去る様子を「雪消し水」

と表現します。

春の暖かな日差しの中、残雪の隙間から新たな芽吹きや勢いを増した川の流れを見ると、春の訪れを感じて明るい気持ちになれるから、このように雪解けの変化を細かな観察眼で見ていたのかもしれませんね。

 

2022年の雨水はいつ?

雨水は毎年2月19日ころになりますが、たまに19日じゃない年があります。

2022年は、2022年2月19日です。

ちなみに、今後数年の雨水(予測)はというと・・・

2023年2月19日
2024年2月19日
2025年2月18日

となります。

二十四節気は太陽の動きを元に日付を決めていますので、うるう年があるように、時々ずれてしまうんですね。

 

雨水は、ひな人形を出す日として縁起が良い

雨水にひな人形を飾り付けるを縁起が良いとされる地域もあります。

理由は諸説ありますが、

水は生命力の源であり、水神様の子宝安産信仰と、ひな祭りの目的である良縁・健やかな成長を願うことが結びついたと言われています。

逆に飾ってはいけない日というのもあります。

それは、ひな祭りの前日である3月2日です!

これは「一夜飾り」といって、お葬式など急なことで一夜で準備を行なうのと同じようなイメージがあり縁起が悪いとされているからなんです。

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雨水の七十二候は?

二十四節気のそれぞれをさらに初侯、次侯、末侯の三つに分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」で見ると、 雨水の期間中の七十二候には以下の三つがあります。

  • 初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
  • 次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)
  • 末候 草木萌動(そうもくめばえいずる)

 

七十二候 四候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

雨水の頃は降る雪が雨に変わることから、「降った雨により土が湿気を含む」という意味があります。

「獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」という言葉があります。
これは獺が水中で獲った魚を、すぐに食べずに岸に並べる習性があるため、並べた魚がまるで神様に寳保能しているように見えるところから、転じて、書物をたくさん並べて調べ、引用する人の例えとして使われています。

 

七十二候 五候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

冬から春になるころ、霞がたなびき始める時期のことです。

春になると霞のために遠くの山や景色がぼやけて見える、そんな様子を表したものです。

学術的・気象用語には「霞」という定義はありませんが、春に起きる霧を「霞」、秋のものを「靄(もや)」と習慣的に使い分けています。

 

七十二候 六候 草木萌動(そうもくめばえいずる)

雪解けにより、地面や木々から草木が一斉に芽吹き始める様子を表しています。

昔の人は木の芽を通じて気候を感じていたようで、この時期の晴天を「木の芽晴れ」、雨を「木の芽起こし」を呼んでいました。

雨水 まとめ

雨水の時期はまだまだ寒い日が多いですが、そろそろ雪も溶け始めて、菜の花など春の花が咲き始める季節でもあります。

少しづつですが春の訪れを感じられる、楽しい季節でもありますね。

関連記事ほかの二十四節気についてはこちら!
雨水の後
雨水の前

 

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立春
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