日常生活

桜餅と道明寺と長命寺の違い!関東と関西の異なる桜餅事情

ひな祭りの頃になると食べたくなる桜餅。
桜の葉に包まれたピンク色の和菓子は、春にピッタリですね。

でも、人によって思い浮かべる桜餅に違いがあるとはビックリ!?

桜餅には見た目も違う道明寺と長明寺があるんだそうで、どんな違いなのでしょうか?
また、関東の人にはビックリの驚愕の事実が判明!驚きの桜餅事情とは?

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桜餅は全国共通じゃなかった!


あなたにとって「桜餅」といえばどちらを思い浮かべますか?

桜餅にはこの2種類があって、左側の米粒が見えるのが関西発祥の「道明寺」と言い、右側のを関東発祥の「長命寺」といって区別しています。

どちらも美味しくて桜餅の定番として定着していますが、関東と関西で桜餅は見た目も作り方も全く違うものなんですね。

 

 

桜餅【長命寺】は関東風

桜餅
関東で主に食べられている桜餅が「長命寺(ちょうめいじ)」です。

小麦粉を焼いた薄皮で餡をクレープのように包んだものです。

隅田川沿いにある長命寺の門番だった山本新六が川沿いの桜の落葉の処理に困り、その桜の葉で巻いたあんこ餅を売り出したところ大ヒットしたのが発祥とされています。

そのため、関東発祥の桜餅は、関西発祥の道明寺と区別をするためにも別名【長命寺】と呼ばれています。

関西地方の中でも鳥取県や島根県では江戸から元祖型の桜餅(関東型の長命寺)がいち早く持ち込まれて定着したために、道明寺は普及しなかったんです。

 

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桜餅【道明寺】は関西風

桜餅
関西で主に食べられている桜餅が「道明寺(どうみょうじ)」といいます。

もち米を粗く砕いた「道明寺粉」で皮を作り、餡を包んでおまんじゅうのように丸くしています。

道明寺の名前の由来は諸説ありますが、尼寺である道明寺で、菅原道真公の伯母である覚寿尼(かくじゅに)が、保存食として御飯を乾燥させたものから作ったことから道明寺という名前がついたと言われています。

 

 

桜餅【長命寺と道明寺】あなたはどっち派?

あなたにとっての桜餅は長命寺と道明寺のどちらですか?

ウェザーニューズ社の調査によると、桜餅と言えば道明寺という人が67%、長命寺は31%という結果に。

長命寺が桜餅の元祖と言われているのですが、現在では長命寺派の方は少数派だったんですね。

都道府県別にどっち派なのかをみると、道明寺の勢力がすさまじいことが分かりますね。

道明寺で使われる道明寺粉は平安時代に保存食として作られていて歴史が古いです。
いっぽう、小麦粉ベースの長命寺は江戸時代に考案されたもので、時代的に比較的新しいことから、全国的に根付くのには時間が短かったのかもしれません。

 

 

桜餅・道明寺・長命寺 まとめ

道明寺と桜餅の違いって、実はあんこを包んでいるものが、道明寺粉が使われているか小麦粉をクレープ状にしたもので包んでいるかということなんですね。

今や関西発祥の道明寺が主流となりつつあり、関西以西に住んでいる方は長命寺を見たことがないかもしれませんね。

道明寺勢力のおかげで関東では逆にどちらも販売されているので、ちょっとお得ですかね。

 

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