炊飯器の内釜って、しばらく使っているといつの間にか内側のコーティングが剥げてしまうんですよね。
お米がこびりつきやすくなるし、このまま使い続けて大丈夫か心配になります。
炊飯器の内釜のコーティングが剥がれた場合、健康に害はないのか?また、修理や交換・買い替えはできるのか?なるべくはがさないような使い方はあるのか?まとめました。
炊飯器の内釜が剥がれたけど、健康に害はないの?
内釜のフッ素加工コーティングがはがれると、ご飯がこびりつきやすくなりますが、そのまま使い続けても人体・健康面に害はありません。
仮に、はがれたカスをご飯と一緒に食べてしまったとしても、体内に吸収されることはなく、そのまま排出されますので、体内に残ることはありません。
また、剥げた内釜でも、炊飯器自体は問題なく使い続けられ、そのまま炊飯・保温OKです!
よかった~!
交換するのは内釜だけ?炊飯器ごと?
さすがにコーティングがボロボロになってきたし、7,8年使ったし、となると、買い替えを検討したくなってきます。
内釜だけ買い替えることもできますが、炊飯器ごと買い替えたほうが良いのでしょうか?
その炊飯器で炊いたご飯の味が美味しくて気に入っているなら内釜だけを購入するのもアリ
最新型は性能は上がっているかもしれませんが、必ずしも自分の好みの炊き上がりや味になるかどうかは買って試してみないとわかりませんよね。
また、「値段と味」は比例していることが多いので、今まで使っていたのが高級モデルだったのに、次に買うのが標準モデルだと、炊き上がりの味にガッカリするかもしれません。
ただ、内釜のみ交換する時に気をつけなければいけないのは、「本体は古いままだ」ということ。
パッキンや電気コードなど他の部品だって傷んでいるはずですから、内釜が新品になっても、他の部分が故障したりする可能性は十分あるということです。
もし内釜だけ購入したいということであれば、メーカーの修理受付サイトやお近くの電気店で購入することができますよ。
価格は、本体の価格に比例していますが、5,000円くらいから25,000円くらいです。
参考までに、炊飯器メーカーの部品注文サイトを以下に掲載しておきますね。
剥げてしまった内釜の再加工コーティング修理はできるの?
コーティングが剥がれてしまった内釜。
買い替えではなく、フッ素コーティングをし直すという修理方法もあります。
メーカーではやってくれませんので、専門業者に依頼します。
例えば、センテックさん
出来上がりの写真を見ると、新品のようによみがえってますね。
加工代は5合釜で2,000円(送料別)なので、リーズナブル。
ただし、戻ってくるまで2週間前後かかるので、その間炊飯器を使えないというのがネックになりそう。
炊飯器内釜を長持ちさせるために原因と対策を
内釜コーティングが剥がれる原因は、使用中についた傷です。
使っているうちにコーティングに小さな傷がつき、それがだんだん大きくなって、最終的には剥がれてしまうのです。
気づかないうちに傷をつけていませんか?
毎日のように使う炊飯器ですから、扱い方もだんだん雑になってきたりしがちです。
例えば、こんなことが内釜に傷をつけてしうまうんですよ。
- 内釜でお米を研ぐ。泡立て器でお米を研ぐ。
- 洗米の時、金属製のざるが内釜の縁に当たってる。
- 内釜で酢を混ぜる(すし飯を作るとき)。
- ご飯を取り除いた内釜を、お米のふやかしついでに洗い桶のように使っている。
- 硬いスポンジやクリームクレンザーを使って洗っている。(普通のスポンジと台所用洗剤なら問題なし。)
- 指輪をしたまま内釜を洗ったりする。
う~ん、けっこう「あるある」ですね。
使い方を少し気をつければ、内釜のコーティングを長持ちさせることができますよね。
内釜でお米を研がない
機種によっては、炊飯器の内釜でお米を研いでもOK!という商品も多くなりました。
でも、いくら内釜で洗米OKといっても、米という名のヤスリでほんの少しずつ内釜を削っているようなものですから、コーティングはどうしてもわずかながら摩耗します。
何年も使っているうちにそのわずかな摩耗が蓄積して、ちょっとしたときにコーティングがはがれやすくなりますので、別容器で研いだ方が良いです。
洗いおけ代わりにしない
内釜を洗う時、シンクに置いてこびりついたお米をふやかすために水を張っているご家庭もあるかと思いますが、その時に、洗いおけのように、内釜に茶碗など他の洗い物を放り込んでしまうことはないですか?
その時にフォークなどは向きによっては内釜を削ってしまいかねませんので、やめた方がよいでしょう。
洗う時の注意
クリームクレンザーのような磨き粉、金属タワシはNGです。
ナイロンタワシでも、固い面ではなく、柔らかいスポンジ側で優しく洗います。
炊飯器の内釜の剥がれ まとめ
炊飯器は毎日使うものだから、丁寧に扱っているつもりでも、うっかりぶつけてしまったりします。
内釜のコーティングは思っている以上にデリケートなんですね。
毎日おいしいお米を炊いてくれる炊飯器。今まで以上に優しく扱うようにしないといけませんね。