健康・美容

浴室でのヒートショックを予防しよう!ヒーターなどの暖房器具が便利

ヒートショック

寒くなってくると、暖房の効いた部屋と浴室の脱衣所と気温差でヒートショックを起こす可能性があります。

  • ヒートショックを予防するには?
  • ヒートショックを起こしやすい場所は?
  • ヒートショック対策におすすめのヒーター

ヒートショックが気になっていたけど、なかなか対策まで手が回らなかった方(私もそうです)は、この機会にヒートショックについて正しく理解し、事故が起きないように対策をとりましょう!

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ヒートショックとは?

「ヒートショック」という言葉はよく聞きますが、その意味は正確に知らない方も多いのではないでしょうか。

ヒートショックとは、急激な温度差により血圧が大きく変動することで脳卒中(脳出血、脳梗塞)や心筋梗塞など、体へ悪影響を及ぼすこと。

家での入浴中の事故死者数は推計で年間約1万9,000人とされています。

この数は交通事故で亡くなる人の数(約4,000人)を大きく上回っています。

入浴中に亡くなる方のほとんどが65歳以上の高齢者で、冬場に多いことから、入浴中のヒートショックで意識障害になり、浴槽に沈み込んで溺死するというパターンが多いといわれています。

特に12月~2月は入浴中に心肺停止になる人が多くなり、最も少ない8月と比べると約11倍にもなるのです。

 

ヒートショックのメカニズム

ヒートショックで血管収縮
人間は温かい所から寒い所に移動すると、体の熱を逃さないように血管をギュッと縮めて細くします。
そうすると血液が流れにくくなり、血圧は急上昇してしまいます。

そんな状態のままお風呂の湯船に浸かると、今度は熱を逃そうと血管は広がり、血圧が急降下します。

特に浴室では、お湯から出て体を洗ったり、またお湯に浸かったり、寒い脱衣所に出たりして、温度差が大きくなる行動が多く、血圧は大きく変動し続けます。

若くて健康な血管を持つ人なら、このような血圧変動でも耐えられますが、血圧がもともと高い人や動脈硬化が進んでいる人などは、この急激な血圧変動で脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などを引き起こしやすいのです。

そこまで至らなくても、血圧が急降下する際にふらついて転んでしまうことも考えられます。

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ヒートショックを起こしやすい場所とは?

脱衣所
ヒートショックの原因は温度差です。

気温の低い冬場は、浴室内だけでなく屋内のさまざまな場所で生じる温度差に気をつけないといけません。

  • 暖かいリビングから寒い廊下やトイレに移動したとき
  • 冷えた身体で熱い湯船に入ったとき
  • 暖かい風呂場から寒い洗面室(脱衣所)に移動したとき

冬場の冷え込んだトイレ・洗面室・浴室・脱衣所などは特に注意が必要ですね。

 

浴室でのヒートショックの予防対策

いちばん多い浴室でのヒートショックを予防するためのポイントは以下の通り。
まだ歳を取っていないからと油断せず、できるところから始めていきましょう。

  • 脱衣所や浴室をあらかじめ暖かくしておく。
  • 浴槽の湯温を低め(40℃以下)にする
  • ザブンと一気に入らず、手足にお湯をかけてからゆっくり浴槽に入る
  • 長湯をしない(10分までを目安に)
  • 浴槽から急に立ち上がらない
  • 入浴前と入浴後に水を1杯飲む(脱水による血栓予防)
  • 食後1時間以上あけてから入浴する
  • お酒を飲むなら入浴後にする
  • 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらう

 

ヒートショック対策のおすすめ暖房器具

脱衣所やトイレを暖めるのにいちばん簡単・手軽なのはセラミックファンヒーターです。

電気なのでコンセントさえあれば設置できますし、コンパクトで邪魔にならず、しかもスイッチONしてすぐに温風が出ます。

唯一の弱点はちょっと電気代がかかることくらい(1時間で30円くらい)。

私も買おうかどうか迷っているおすすめ品はアイリスオーヤマの「PDH-1200TD1」という機種。

これが良いのは、スイッチONして、3時間何も操作をしないと勝手に電源が切れる点。

脱衣所は広いので、人感センサーじゃなくて、お風呂に入る10分前とかに自分でスイッチを入れておかないとちょっと寒いですよね。

でもそうすると心配なのがスイッチの切り忘れ。

この切り忘れ防止機能がついている機種って意外とないんですよね。

 

「ヒートショック予報」も活用

ヒートショック予報
気象予測情報に基づいた、本日のヒートショック予報なるものが、「tenki.jp」のサイトで確認することができます。

↓ヒートショック予報
https://tenki.jp/heatshock/

上記URLをお気に入りに入れておくと、いつでも確認できて便利です。

また、インターネットで確認する情報なので、高齢の方には確認しづらいと思いますので、代わりに見て知らせてあげると良いですね。

ヒートショックの予防対策 まとめ

入浴中に亡くなる方が年間約1万9,000人いるとは驚きですね。

年齢を重ねるほどに、リビングと脱衣所、リビングとトイレの寒暖差は体にこたえます。

高齢の方はもちろんですが、若い人でも熱いお風呂(42℃以上)が好きな人や太っている人、高血圧・糖尿病・動脈硬化などの病気がある人はヒートショックを起こす可能性があります。

もし時間が許せば、夕方の気温が高いうちに入浴してしまうのもいいかもしれませんね。

とにかく明日は我が身のヒートショック。気をつけましょう!

https://kaiteki-blog.com/3111.html

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