特に春になると大量発生するアブラムシ。
1匹ずつつまんで処理するには数が多すぎるので、パッと簡単に駆除できる方法がないか?
スプレーで液体をかけるのが定番ですが、その液体は、農薬をはじめ、牛乳、重曹、片栗粉など、いろいろと方法があります。
でも、効果が弱かったら意味ないですよね。
そこで、簡単かつ効果がある方法は何なのか?をまとめました。
アブラムシの一番簡単なの駆除方法やはり農薬
農薬が一番簡単で、効果も高いです。
用法を守れば、野菜にも使用できますよ。
ただし、薬害や、使用できる作物、使用時期等に条件がありますので、必ず説明書をよく読んでから使用してください。
アブラムシに有効で、安全な農薬は以下の通りです。
スミチオン乳剤
スミチオン乳剤 詳細説明書
マラソン乳剤
マラソン乳剤 詳細説明書
オルトラン水和剤
オルトラン水和剤 詳細説明書
安全性重視の農薬も
多少効きは悪くても、より安全性を重視したいということであれば、「あめんこ」か、「粘着くん」がおすすめです。
あめんこ(還元水あめ)
これらは農薬というより、食品由来成分の自然派殺虫剤という感じです。
食品由来の成分ですので、使用回数制限がなく、野菜なら収穫前日まで使用できます。
ただ、虫の表面にある気門を覆って窒息死させる方式ですので、虫がいなくなるまで根気よく使用する、という使用方法になります。
当然ですが、直接虫にかからないと効果ありません。
農薬以外の駆除方法もあります
農薬ほどではありませんが、なかでも片栗粉スプレーが一番効果があるようです。
牛乳スプレー
牛乳も、アブラムシに直接吹きかけて、気門を封じて窒息死させる方法です。
牛乳の脂肪分がフタをして、窒息させるようです。
ですので、低脂肪乳や薄めた牛乳は効果が弱いです。
噴霧すると牛乳のニオイが立ちこめますので、2時間ほどしたら水ですすぎ洗いしましょう。
乾いた牛乳は水をかけたくらいでは落ちません。
手でこすらないと落ちにくいです。
片栗粉スプレー
「粘着くん」の殺虫方法と同じ原理で、気門を封じて窒息死させます。
「粘着くん」の中身を自作しようというわけです。
お湯1リットルに対し、片栗粉大さじ1杯で、お湯を使ってよく溶かします。
それをスプレーでアブラムシにかかるように噴霧。
効果はまあまあありますが、液体が乾燥すると自作だけに、葉に片栗粉がついたままになります。
見た目だけでなく、一部の植物の葉には悪影響があるので、駆除が終わったら水をかけて洗い流した方が良いです。
牛乳スプレーのようなニオイがないし、洗い流しやすいのでいいですね。
まとめ
農薬はちょっと敬遠したいと思うかもしれませんが、メーカーが決めたとおりの用法を守れば問題ありません。
アブラムシは繁殖力が旺盛なので、駆除してもすぐ現れます。
農薬を活用しながら、根気よく対策をするしかないようですね。