かかとのひび割れ・ガサガサ。
目立ってくると、サンダルが履けなくなったり、靴下やストッキングが引っかかったりしていいことなし!
かかとは乾燥しやすい場所で、放っておくと角質がどんどん厚くなり、症状が悪化します。
キレイなかかとを手に入れるため、角質が厚くなる原因や、ひび割れ予防ケア法を知っておきましょう。
かかとがひび割れてしまう原因は?
かかとがひび割れてしまう原因は、いくつか考えられます。
1.乾燥のため
2.過剰な外的刺激
3.血行不良のため
4.新陳代謝の衰え
5.水虫
特に多いのが1.乾燥と2.外的刺激です。
- 1.乾燥のため
足の裏って、他の皮膚の部分と違って【皮脂腺】がないので、皮脂が分泌されない場所なんです。
皮脂は、皮膚に油の膜を作って乾燥するのを防いでくれるのですが、かかとには皮脂腺がないために、皮脂が分泌されないので乾燥しやすく、水分を保持することがとても難しい場所なんです。
- 2.過剰な外的刺激
元々皮脂が少なく乾燥しやすいかかとには、歩くたびに全体重がかかってくるためにダメージを受けやすい場所。
乾燥しているかかとは、水分量が少ないために柔軟性がなく、全体重がかかってしまうことで、ひび割れを起こしやすくなるんです。
この他にも、自分の足に合わない靴(形やサイズ、ヒールの高さなど)を履いたり歩き方や、姿勢が悪かったりすると余計な力が足の一部分にかかり、大きな負担がかかることで、角質がひび割れをしてしまったり厚くなってしまうこともあります。
- 3.血行不良のため
女性は冷え性の人が多いですが、足が冷えている状態は、血流が悪い証拠。
血行不良は肌のターンオーバーを遅くしたり乱してしまう原因になってしまいます。
肌のターンオーバーが乱れてしまうとかかとの古い角質が、自然にはがれることができなくなってしまいます。
- 4.新陳代謝の衰え
年齢を重ねると、新陳代謝が少しづつ衰えていきます。
そのために、かかとの古い角質がなかなか剥がれなくなり次第に角質が厚く硬くなってしまうんです。
- 5.水虫
かかと水虫の可能性があると、かかとがひび割れてしまうことがあります。
水虫というと、痒くなるというイメージがありますが、かかと水虫の場合は痒くなるということがないためになかなか気が付かないんです。
かかとのひび割れケアを一生懸命やっても改善しない場合にはかかと水虫の可能性があります。
かかとのひび割れを予防ケアする方法は?
こまめにケアしていけば、かかとのひび割れを予防することだってできるんです。
どんなケアをすれば良いのでしょうか?
1.冷やさない
2.足裏マッサージをする
3.油分を補う
4.足に合った靴を選ぶ
- 1.冷やさない
かかとのひび割れ原因にもありましたが、血行が悪くなっていると肌のリズムが崩れてしまい、肌のターンオーバーが正常に行われることができなくなり乾燥してしまいます。
普段から、部屋の中でも靴下を履くなどして足が冷えないようにしましょう。
靴下を履くことによって、冷えだけでなく、床(フローリング)などとの摩擦や衝撃からもかかとを守ることができます。
夏など、空調をつけていると乾燥が進んでしまいますので、暑いですがシルクの靴下などを履くようにしましょう。
特に冷え性の人は、かかとのひび割れが起こりやすくなるので、冷え性を解消するのも、かかとのひび割れを予防するのにも効果的です。
手足の冷えをサポートするのに、しょうがのサプリメントを利用するのも手軽でいいですよ。
- 2.足裏マッサージをする
足裏マッサージをすることによって血流を良くすることで肌のターンオーバーを正常に近づけられます。
血行不良だけでなく、リンパの流れが滞りがちになると、新陳代謝が低下してしまいやはり、肌のターンオーバーも遅くなってしまいます。
デスクワークなどをしていると、特に足がむくみやすくなりますよね?
足がむくむのも、実は血行不良が原因なんです。
- 3.油分を補う
足には皮脂線がないため油分が不足がち。
毎日でなくてもいいので、お風呂あがりに保湿クリームを塗って油分を補給してあげることがかかとのひび割れを予防することになります。
かかとは、一度乾燥してしまうと角質層の構造が乱れてしまい、肌がデリケートになりやすくなります。
肌がデリケートになると、かかとが乾燥しやすくなり、悪循環に陥りやすくなるのでこまめに保湿クリームを塗ってケアをしましょう。
- 4.足に合った靴を選ぶ
靴を自分の足にあったものを選ばないと靴の中で足がずれてしまい、足裏に強い摩擦がかかってしまい、角質を厚くしてしまいます。
また、ヒールは、かかとに強い力がかかってしまいますので、かかとの部分の衝撃を和らげるための、防衛機能が働いてかかとの角質が厚くなってしまうんです。
靴の中での摩擦や衝撃を和らげるために素足で履くことを避けたり、インソールなどクッション性のあるものを使って、衝撃を和らげるようにすると良いでしょう。
サンダルやミュールは、素足で履くために乾燥しやすく、かかとに直接衝撃が加わるので、ひび割れしやすくなってしまいます。
かかとのひび割れ原因 まとめ
かかとは皮脂腺がないので、油分が他の部分よりも少ないために乾燥しやすい場所。
ガサガサかかとにならないために、普段から保湿を心掛けて、こまめにケアしておきましょう。
もし、しっかりケアしているのに何度も繰り返すようであれば、一度皮膚科を受診したほうがいいかもしれません。