理由は様々ですが、家で眠っったままのひな人形を処分したいと思う人も多いと聞きます。
でも、そのまま一般ごみに捨てられるわけもなく、どうしたらよいものか?悩みますよね。
ひな人形を処分する正しい方法と、そもそもいつになったら処分してよいのか?そのタイミング・時期についてもお伝えします。
ひな人形を処分する正しい方法は?
パッと思いつくのが、買ったお店で引き取ってもらうことですが、ほとんどのお店では引き取り(供養)はしていないです。
一番良いのは、お寺や神社で「人形供養」することです。
そもそもひな人形は、単なる美しいお人形ではなく、持ち主(お子さん)の災厄を引き受けて、将来を添い遂げる伴侶に出会えるようにしてくれる役目を負っています。
ですので、そんな人形を手放す時には、ただ捨てるのではなく、しっかりと供養するのが良いのです。
人形供養をしてくれる場所は?
神社やお寺で人形供養を引き受けてくれますので、まずは近所の神社・お寺に確認されてみてはいかがでしょうか?
近所にない方は、こちらのサイトに、全国各地の人形供養をしてくれる寺社リストがあります。
どこの神社・お寺でも、供養料として3,000円~5,000円ほどかかるのが普通です。
中には、宅配便で受付をしてくれない神社やお寺もありますので、必ずよく確認をしてくださいね。
「供養代行サービス」というのもある
自分で調べたり連絡するのが面倒な方は、「人形感謝(供養)代行サービス」という、日本人形協会で行っているサービスを利用してはいかがでしょうか?
ここに連絡すると、人形を入れる箱と送り状などが送られてきて、その箱に供養してもらいたいひな人形をいれて、ゆうパックに集荷をしてもらうだけOK。
そうすると、毎年10月に行われる東京大神宮の【人形感謝祭】で供養をしてもらえます。
一箱5,000円(送料・供養料込み)ですが、手間を考えると非常に便利なサービスといえます。
神社やお寺にお願いするにしても、代行サービスを利用する場合でも、引き渡すことができるのはひな人形のみになります。
ガラスケース・ぼんぼり・屏風・飾り棚といったものは受け付けてくれません。
それらはお住まいの地域のルールに従って一般的なゴミとして処理して問題ありません。
人形以外もすべて引き取る業者もある
「人形供養 花月堂」なら、人形だけでなく、道具類、飾り棚、ガラスケースもひっくるめて引き取って供養してくれます。
全国から申し込み可能ですが、神奈川・東京なら業者が引き取りに行くこともできる業者です。
多少費用はかさみますが、すべてお任せできるのでラクチンですよね。
おすすめしませんが無料の処分方法も
ひな人形を購入したいけど費用が捻出できない・・という方に譲るという方法です。
ひな人形は本来「一人が一つ持つもの」ですので、人に譲るのは避けたほうが無難です。
でも、そこまでこだわらない方も増えてきているのも事実。
状態の良いもので、無料か格安であれば受け取ってくれる方も多いのです。
ただし、リサイクルショップでは恐らく引き取ってくれません。(ほぼ売れないので。)
そこで、引き取り相手を見つけるなら、メルカリ、ジモティーなどのネット上の個人取引サイトがおすすめ。
相手とのやり取りや発送作業が必要になりますが、決まる可能性はありますよ。
ひな人形を処分する時期・タイミングって?
お子さんが小学校高学年くらいになると、なぜかひな人形を飾らなくなってしまうんですよね。
基本的には、飾らない期間が何年も続き、今後も飾らないだろうとなったら、処分を検討している方が多いようです。
手放すタイミングとして多いのが以下の時です。
成人した時
ひな人形は、持ち主の災厄を引き受け、健やかな成長を願う意味があります。
無事に成人したら、ひな人形が災厄を引き受ける役目も終わったといえるので、成人した時にひな人形を処分するのも一つのタイミングです。
結婚した時
ひな人形には、男雛と女雛のように幸せな結婚に恵まれますように、という意味も込められています。
そのため、結婚をしたことによって雛人形に込められて願いが成就した、ということで雛人形を処分するタイミングとなります。
現実的なところでは、新婚さんの新居は部屋が狭いことも多く、ひな人形を実家に置きっぱなしというのが普通ですよね。
親としては「これはもう要らないわね」となるわけです。
結婚して女の子が生まれた時
女の子が生まれるとその子の初節句のために「ひな人形買おうかしら?」という話題になります。
そうすると、もう何年も飾っていない、実家に置きっぱなしの古いひな人形はもう要らないわ、となって、処分を検討する方が多いですね。
関連記事逆に、新しいひな人形を買う時はどうしたらいい?
>>ひな人形は誰が買うのが正解?いつごろ買えばいい?
ひな人形の処分 まとめ
ひな人形の処分方法は、基本的には「人形供養」をしましょう。
大切なお子さんを長い間災厄から守ってくれたひな人形ですから、手放す時は、感謝の気持ちを持ってしっかりと供養に出したいものですね。
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