下駄箱は、閉めっ放しで湿気がこもりやすく、靴についた汗や皮脂を栄養にカビが生えやすい環境です。
下駄箱の中では、靴からの湿気が染みることにより、内側にカビが生えてしまうこともよく起こります。
特に梅雨時期から夏場にかけては、湿度と温度が高く、カビの繁殖しやすい条件が揃うので注意が必要です。
下駄箱やしまってある靴がカビでダメにならないように、しっかりと下駄箱のカビ対策をしておきましょう。
普段からできる下駄箱のカビ対策、湿気対策は?
普段のちょっとした心がけだけでも、下駄箱内の湿気対策はできるものです。
簡単にできる対策をいくつかご紹介します。
下駄箱内の湿気がひどいようなら、時々下駄箱の扉を開けておくようにしましょう。
とにかく下駄箱の扉をずーっと閉めっ放しにしないこと。ちょくちょく扉を開けて換気することが、最も大事なポイントです。
できれば、常時少し開けっ放しくらいが、丁度いいです。除湿剤などを使うよりも、この方がよっぽど除湿効果が高いです。
新聞紙を下敷きとして敷くか、細く丸めひもで結び、靴の間に置いておくだけで湿気対策になります。
新聞紙は劣化するので、半年に1回くらいは交換します。
今脱いだ靴をすぐに下駄箱にしまわない。ササッと汚れを落とし、一晩玄関に置いて、湿気を取ってからしまうだけでも、カビが生えにくくなります。
言うまでもないですが、雨の日の濡れた靴をそのまま入れるのはもってのほかです。新聞紙などを詰めて、日陰干しして、しっかり乾燥させてから収納します。
半年に1度は晴れた日に中の靴を全部出し、中性洗剤を使い下駄箱内の雑菌やカビを徹底掃除しましょう。
下駄箱にカビが生えたら徹底掃除
カビが目についてら誰でも掃除しますが、カビが目に見えなくても、カビの臭いが気になった時点でしっかり掃除しましょう。
カビは目に見えなくても胞子が残っているとまたすぐ繁殖します。
- 準備
- 目に見えるカビを取る
- 棚板類を拭く
- しっかり乾燥
晴れた、湿度の低い日に行います。
下駄箱を取り外せるなら玄関の外で掃除します。運び出せない時は、玄関を開けて換気を確保してから掃除します。
中に入っている靴は全部出して、陰干しをしておきます。
カビの胞子は飛び散りやすいので、ティッシュ等に消毒用エタノールか逆性石鹸の200倍薄め液を浸み込ませて、フワフワ表面に浮くカビを摘まんでは捨てる作業を繰り返します。
逆性石鹸・・・塩化ベンザルコニウム
エタノールはワックスやニスを溶かしてしまうため使う場所に注意する必要がありますが、逆性石鹸はそういう制限がなく安心です。
ティッシュやきれいなボロ布に再度エタノール等をしっかり浸み込ませて、棚板や天井面、側面を丁寧に拭きます。(下駄箱の気になる臭いもエタノールで落とせるケースが多いです。)
※使ったボロ布等はカビの胞子が外に飛び散らないよう、都度ビニール袋に入れ、結んでから捨てましょう。
扉を開けたまま、下駄箱内部をしっかり乾燥させます。扇風機を使うとより早く乾燥します。
>>靴についたカビの落とし方
まとめ
一度カビが発生すると、きれいに掃除したつもりでも、また繁殖することが多いものです。
特に梅雨時期から夏にかけて、カビの発生しやすい条件が揃いますので、しっかりとカビ対策をしておきたいですね。