横浜市にある三溪園は、みなとみらい地区の雰囲気とは打って変わって純和風の心落ち着くスポット。
三溪園の見どころとともに、園内のランチスポットや、電車・車でのアクセス方法などを詳しくご紹介します。
2時間ほどあれば園内を回れますので、慌ただしい日常を忘れて、ホッと一息つける散策を楽しむのも良いですね。
三溪園 園内マップ
三溪園全体は175,000㎡で、東京ドーム3.7個分の広大な敷地。
内部は、三溪園の地主である原家の私庭であった「内苑」エリアと、当時から一般公開されていた「外苑」エリアとに分かれています。
外苑エリアの見学所要時間は40~50分、内苑エリアの見学所要時間は30分ほどで見て回れます。
園内全体を見るなら2時間、さらに食事をしても3時間あれば十分な感じです。
三溪園でのランチ・軽食は?
園内でしっかりランチをされるなら「待春軒(たいしゅんけん)」がおすすめ。
和食系の御膳のほか、うどん・そばが食べられます。
なかでも、三溪園開発者の原三溪さんが考案した「三溪麺(さんけいそば)」はぜひ食べてみたいおそばです。
岩手のじゃじゃ麺のような見た目で、汁なしのにゅうめんのような感じで何とも不思議な食べ物です。
もちろん、和スイーツも充実しており、きな粉餅、あんみつ、お汁粉、黒蜜寒天などもいただけますよ~。
室内と屋外の席が用意されていますので、お好みでどうぞ。
正門近くのほうには、茶屋が3軒並んでいます。(三溪園茶寮、雁ヶ音茶屋、月影の茶屋)
ちょうど大池の前にあるので、その軒先で池を眺めながら、お団子やおでん、お汁粉などがいただけるので、大変風情があるんです。
緑茶付きのクリームあんみつは大評判みたいですよ。
グルっと散策してここで一息つくのもいいですね。
さらに、三溪記念館の中、1Fロビーには抹茶処「望塔亭」があります。
メニューは抹茶と落雁のセット(500円)のみですが、普段なかなか口にできないものなので、試してみる価値アリ。
ここは茶屋と違って、室内で結構静かな雰囲気なので落ち着きます。
三溪園へのアクセス 電車・バスの場合
横浜駅・桜木町駅・根岸駅からバスになります。
【横浜駅から】
※バス乗り場が横浜駅から離れているので注意。
横浜駅の地下通路を東口方面へ3分ほど歩いてそごう百貨店1Fに行くと、バスの「横浜駅前東口のりば」があり、その1番のりばから。
横浜市営バス
8系統 本牧車庫前行き
148系統 本牧車庫前行き(急行運転)
どちらもOK。
バス運賃は大人220円(ICカードでもOK)。
乗車時間約35分で「三溪園入口」バス停下車、徒歩5分。
【JR桜木町駅から】
JR桜木町東口(みなとみらい側)のバスターミナル2番のりばから。
横浜市営バス
8系統 本牧車庫前行き
148系統 本牧車庫前行き(急行運転)
どちらもOK。
バス運賃は大人220円(ICカードでもOK)。
乗車時間約25分で「三溪園入口」バス停下車、徒歩5分。
【JR根岸駅から】
JR根岸線 根岸駅西口のバスターミナル1番のりば。
横浜市営バス
58系統 横浜駅前行き
99系統 桜木町駅前行き
101系統 保土谷車庫前行き
どれでもOK。
バス運賃は大人220円(ICカードでもOK)。
乗車時間約10分で「本牧」バス停下車、徒歩10分。
【みなとぶらりチケット】を使う方法
横浜駅、桜木町駅から向かう方は、500円でバス乗り放題の「みなとぶらりチケット」でも良いかもしれません。
このチケットを持っていると三溪園の入園料が100円割引になるので、バス運賃と合計すると、最低でも40円のお得になります。
また、三溪園の入園割引以外にも、みなとみらいや伊勢崎町、山下公園、中華街エリアなどの一部施設の割引特典もついているので、当日三溪園以外にも寄る予定があるならもっとお得になりますよ。
※この「みなとぶらりチケット」は、適用エリア内の通常の横浜市営バスだけでなく、土日限定運行の「ぶらり三溪園BUS」も利用できます。
この「ぶらり三溪園BUS」の良いところは、普通のバスだと「三溪園入口」という、三溪園まで徒歩4分くらいのバス停が最寄りになるのですが、ぶらり三溪園BUSは、そこからもう一駅、三溪園が目の前の「三溪園」バス停まで行ってくれるのです。
ただ「ぶらり三溪園BUS」は、本数が1時間に1本くらいなので、そこが難点。
時間が合えば利用する価値ありますが、一駅遠くても結局、普通の横浜市営バスを利用した方が早いかもしれません。
三溪園へのアクセス 車を使う場合
正門側に80台ほど停められる駐車場があります。
こちらが混雑しているときは、駐車場から少し歩くようになりますが、南門側にも大きな駐車場があり、こちらなら混雑時でもほぼ確実に停められます。
>>横浜三溪園の駐車場の台数や混雑状況は?穴場駐車場もご紹介
三溪園へのアクセス タクシーを使う場合
バスが面倒くさい場合はタクシーになります。
距離的に一番近いJR根岸線 根岸駅からタクシーを使うのが一番経済的で、片道1,300円~1,500円くらいです。
根岸駅前にも、帰りの三溪園正門前にもタクシーが待っていますのですぐに乗ることができますよ。
三溪園は大人の散策スポット~見どころ紹介
庭園がキレイに整備されていて、様々な種類の植物があるので、春は梅、桜、夏は花菖蒲、蓮の花、秋は紅葉、冬は椿など、四季折々違った風景を楽しむことができます。
そのなかでも、いくつか代表的な見どころをご紹介します。
三溪園の紅葉
三溪園の紅葉が見ごろを迎えるのは例年11月下旬から12月上旬です。
意外と短い期間で終わってしまうので、タイミングを間違えないよう、三溪園ホームページに随時更新される「三溪園だより」の紅葉情報をチェックしておきましょう。
>>三溪園ホームページ
春草廬前のいちょうの絨毯
旧東慶寺仏殿
臨春閣
三溪園の桜
三溪園の桜は例年3月下旬~4月上旬に見ごろを迎えます。
桜の木は外苑の大池周辺と、旧燈明寺本堂周辺にあり、毎年桜の開花時期には「観桜の夕べ」といって、営業時間を延長して夜桜も楽しめるようになっています。
三重塔などの建物と桜がライトアップされ、幻想的なお花見が楽しめます。
旧矢箆原家住宅(やのはらけ)
合掌造りのかやぶき屋根が特徴的な古民家。
もともとは、あの有名な岐阜県の白川郷の近くにあったお宅が、ダム建設により水没することとなったため、保存のため移築されたものです。
家の中を自由に見学できるようになっていて、家の中にある囲炉裏には火がついているので、少し煙たいですけど、当時の家財道具なども展示されていて見ごたえがあります。
三溪園 ランチ・アクセス まとめ
三溪園は、みなとみらい・山下町地区などの賑やかさとは全く雰囲気が異なる、純和風・ゆったりとした雰囲気が味わえる、心が落ち着くようなスポットです。
忙しい毎日ばかり過ごしている人は、たまにはこんな場所で時間を過ごすととても癒されますよ。
園内は砂利だったり、階段や段差が多かったりしますので、歩きやすい靴のほうがおすすめです。
一部は階段を昇って行かないと見れない場所もありますが、平らな場所にもいくつも見どころがありますので、足の具合が悪い方でも十分楽しめると思います。
※記事作成時点の情報ですので、お出かけの際は念のため最新情報をご確認ください。
三溪園 基本情報
住所 | 横浜市中区本牧三之谷58-1 |
営業時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
休園日 | 12/29、30、31 |
入園料 | 大人700円 中学生以下200円 |
TEL | 045-621-0634 |
公式HP | http://www.sankeien.or.jp/ |