今年受験生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、ご本人の健康管理が気にかかってくると思います。
インフルエンザは予防接種である程度防げるので、できる限りのことはしてあげたいもの。
予防接種には有効期間がありますので、受験の時期に合わせて接種する必要があります。
いつごろ接種すればよいのでしょうか?
また、1回接種と2回接種、回数はどうすればよいのでしょうか?
受験生をインフルエンザから守る時期・期間は?
受験生の本番は中学受験、高校受験はおおむね1月、2月。
大学受験は1月から3月。
その前の12月は直前追い込みですので体調は崩したくありません。
ですので、
中学受験、高校受験の方は12月から2月の3か月間。
大学受験の方は12月から3月の4か月間。
受験生をインフルエンザから守る必要があります。
受験生がインフルエンザ予防接種する時期・タイミング
インフルエンザの予防接種は、接種してから2週間後から予防効果が出てきて、1か月後が効果のピークとなります。
4か月目あたりから効果が低下し始め、まる5か月を過ぎるとほとんど効果がなくなります。
ですので、接種後4か月間が実質的な有効期間と言えます。
それを踏まえると、
受験生 | 接種時期 | 予防期間 |
中学受験 | 11月上旬 | 11月下旬~3月上旬 |
高校受験 | 11月上旬 | 11月下旬~3月上旬 |
大学受験 | 11月下旬 | 12月中旬~3月下旬 |
このくらいが目安になるでしょう。
受験日が特殊な場合は、この目安を参考に接種時期を調整すればよろしいかと思います。
予防接種の2回接種をするかどうか?
インフルエンザ予防接種には、予防効果を上げるために2回に分けて摂取する方法もあります。
予防接種の効果は、1回接種の場合は64%、2回接種の場合は94%あるとのこと。
13歳未満の子供は免疫力が少ないため、もとから2回接種がルールとなっているので、自動的にそうなりますが、高校受験生、大学受験生は、年齢的にいうと1回接種が原則となります。
しかし、ここは大事な時期ですから、お医者様に申し出て、念のため2回接種をしておくことをお勧めします。
2回接種の場合は、先ほどの接種時期と同じか、少し早める感じでOKです。
2回目の接種日は、1回目から3~4週間後が最も効果的とされています。
受験生を持つ家族もインフルエンザ予防接種するべき?
予防接種をしたとはいえ、感染を100%防げるわけではありません。
一緒に暮らす家族が感染していたら、受験生ご本人に感染するリスクがかなり高まります。
できれば同居のご家族も一緒に予防接種を受けておいた方が安心ですよね。
もしご家族が予防接種をせずにインフルエンザに感染して、それがお子さんに移りでもしたら、取り返しのつかないことになります。
予防接種をしても、普段から予防を心掛けよう
インフルエンザ予防接種をしても、1回なら64%、2回なら94%しか防げません。
また、インフルエンザだけでなく、通常の風邪だって勉強や受験の妨げになります。
風邪をひかないよう、インフルエンザにかからないよう、普段からマスクをするなど予防に努めましょう。
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受験生のインフルエンザ予防接種 まとめ
実際に受験日数日前にインフルエンザにかかった方も多いと聞きます。
また、予防接種をしておけば、ご本人も余計な心配をせずに勉強に専念できることでしょう。
受験生の方には是非インフルエンザ予防接種というお守りをつけてやってほしいと思います。