梅雨時期やお風呂場など、ジメジメしたところだといつの間にか湧いてくるナメクジ。
気持ち悪いだけでなく、中には、大切な花や野菜を荒らされて困っている方もいるのでは?
そのナメクジの駆除や対策はなにかしていますか?
ここでは、ナメクジの駆除方法と、今後増えないようにする予防方法についてご紹介します。
ナメクジ駆除方法1 数が少ない時
発生している場所がそんなに広範囲でなく、数が少なければ、ピンセットや割りばしでつまんで、濃い食塩水に浸けておきます。
死んだらビニール袋に入れてポイします。
ナメクジは基本的に夜行性なので、晴れた日の日中は植木鉢の下や落ち葉の下などに潜んでいますので、明るいうちに作業する場合は、このような場所もこまめにチェックします。
こまめに毎日続ければ、1週間くらいでほとんどいなくなります。
ナメクジ駆除方法2 庭のそこら中にいる時
1匹ずつ駆除していても、鉢の下ではなく、鉢の中に潜んでいたりしてキリがない時はナメトール(農薬)を使いましょう。
ナメクジの発生している場所、食害を受けた場所、または作物の株元にナメトール(顆粒)をパラっと撒きます。
農薬なので、作物、植物に優しく、ペットが間違って舐めても安全な成分です。
また、雨や湿気にも強いので、梅雨時期でも1~3か月効果が持続するのが良いですね。
ナメクジ駆除方法3 農薬を撒きたくない場合
安全とは言っても、やっぱり野菜等の近くに農薬を撒きたくない!というときは「農薬入り空き缶」を設置します。
ビールやジュースの空き缶のプルタブを外したものを用意し、その中にナメトールを大さじ1杯入れます。
(ビールを少し入れた空き缶を使うと、誘引力がパワーアップします。)
それをナメクジ発生場所の近くに横倒しにして置くだけです。
(ビールが入っている場合はこぼれないように飲み口を上側にします。)
勝手に中に入って顆粒を食べて死んでしまいます。
ただし、ナメクジは移動が苦手なので、3mも離れると誘引しにくくなりますので、必要な場合は1~2mおきくらいに設置します。
ナメクジの予防方法
ナメクジはどこにでも発生する可能性があるので予防が難しいのですが、ちょっとした対策で減らすことはできます。
予防対策の基本は、住処を作らないことです。
雑草をこまめに刈り取る
草がたくさん生えている場所は湿度があるのでナメクジが住み着きやすくなります。
雑草が生えてきたらこまめにすべて刈り取るようにしましょう。
枯葉や石があればなくす
枯葉、石、プランターなどの下も湿気があるので、地面に置いてあるもので動かせるものは極力どかしておきましょう。
プランターは、すのこやフラワースタンドの上に置くのも良いでしょう。
見つけたらその都度駆除する
ナメクジは放っておくとすぐに卵を産み、繁殖しますので、これ以上増やさないためにも、見つけたらその場で駆除します。
また、春・秋には卵を生みますので、見つけ次第駆除します。
土の上の浅いところに、直径1mmくらいの透明なつぶつぶです。
ナメクジの駆除方法 まとめ
身近な害虫であるナメクジは、やはり駆除剤がもっとも手間と時間をかけずに駆除できます。
ナメクジは根絶が難しいのですが、根気よく駆除を続けていきましょう。