お墓のお掃除っていつすればいいのか、何を持って行ったらいいのかっていうのがわからなくて・・・
実家にいた時は、お墓のお掃除なんてしたことないから・・・どうしよう~
なかなか、お墓のお掃除って自分から率先してすることなどありませんし、ましてやどんな道具を使ってやるの?という疑問や、やってはいけないことなどがあるのか不安になりますよね。
そんな不安や疑問を今のうちに解消しておきましょう。
お彼岸の墓掃除はいつしたらいいの?
一番いいお墓掃除のタイミングは、お彼岸入りの前日もしくはお彼岸当日の午前中にするのがいいんです。
というのも、他の人がお参りに来てもいいように早めにお墓掃除をするのがいいんです。
しかし、お墓が近くにない場合などもありますがそいうった時にはお彼岸の中日までには済ませておくのがベストです。
お掃除する時間も、午前中か日中に行うのがいいでしょう。
よく、日が暮れたり夜にはお墓へはいかないほうがいいと言われるのですが、地域によっては夜にお参りをする習慣もありますので、絶対に日が暮れる前に行かなきゃ!ということはありません。
お墓掃除をお彼岸やお盆にするのちゃんと理由があって、ご先祖の【霊】がお彼岸やお盆になると家に里帰りをしてきます。
この里帰りをする場所というのがお墓なんです。
せっかく、里帰りをしているご先祖様が気持ちよく過ごせるようにお墓掃除をするんです。
お彼岸の墓掃除には何を持って行ったらいい?
持っていくもの
- タオル
- スポンジ
- 使いふるしの歯ブラシ
- タワシ(金属系の金タワシはNG)
- ほうきとちりとり
- ゴム手袋もしくは軍手
- ビニール袋
- バケツ
お寺についたら、バケツに水を汲んでおきます。
お墓についたらまず、お墓の前で一言『これからお掃除させていただきます。』と一言挨拶をします。
最初に、お墓の周りに草などが生えていたら軍手をして草むしりをします。
お墓の周りに落ちている落ち葉やゴミがあったら掃き掃除もしくは拾います。
お墓に植えこみなどがあるときなどは、ハサミ等でお手入れをします。
次に固く絞ったタオルもしくはスポンジでお墓を拭きます。
この時、上から下へ順番に拭いていきます。
年季の入ったお墓などになると、苔が沢山生えている時がありますが、この時には水をかけてタワシでゴシゴシこすり落とします。
名前が彫ってある場所は、使いふるしの歯ブラシでこちらも水をかけながらこすり落とします。
ときどき、墓石に水をかけるのはダブーということが言われていますがこれは特にダブーではないんです。
墓石に水をかけると、ヒビが入ると言われるのですがこれは墓地が水はけの良い場所なら良いのですが、そういった場所ではないことが多く土に染みこんでしまったお水が貯まってしまいそのために【墓石が傾いてしまう】ことを心配して墓石に水をかけることがタブーになったということなんです。
でも、たくさん水をかけると、やはりお墓の周りが水浸しになってしまいますので、お掃除するときには適度にお水を使う程度にしておいたほうがいいですね。
苔はなかなか落ちないのですが、洗剤を使って掃除をするのはNGなんです。
墓石に洗剤を使ってしまうと、洗剤の成分が石に染みこんでしまい劣化したりもろくなってしまうからなんです。
どうしても苔が気になるなら墓石クリーナーと言うものが販売されていますので購入されて使ってみるのもいいのではないでしょうか?
お墓の周りに生えている苔は、熱湯をかけると枯れてしまいますので気になるようでしたら熱湯をかけるといいですよ~
最後に、キレイなタオルで乾拭きをします。
再度、お墓に手を合わせてご先祖様へ挨拶をします。
持ってきたお供え物などは持ち帰るようにします。
そのままにしてしまうと、カラスや野良猫などが荒らしてしまいせっかくキレイにしたお墓を汚されてしまいます。
水を汲んできたバケツの水を、お墓の周りにまくのはやめましょう。
やはり、汲んできた場所で捨てます。
まとめ
お墓は、ご先祖様がお彼岸とお盆に帰ってくるお家ですのでなるべくキレイにしてお迎えしたいですよね。
なかなかお墓掃除を経験しているという人は少ないのですが、コレであなたもお墓掃除を無事できるようになります!