ホームセンターやアウトドアショップに行くと、たくさんの種類のバーベキューコンロが並んでいます。
バーベキューの道具を自分で買い揃えようとお店に行って、迷ってしまうのが「どのバーベキューコンロを選べば良いのか?」
ガス燃料でやるタイプもありますが、ここでは、一般的な木炭タイプのコンロについて、初心者の方でも自分のBBQスタイルに合ったコンロが選べるように、選び方のポイントとそれに沿った製品を紹介します。
バーベキューコンロのタイプについて
バーベキューコンロにも、用途によって3種類のタイプがあります。
【一般的なタイプ】
四つ脚で焼き面が腰の高さなので、かがまないで済むので、バーベキューメインで楽しむなら断然便利です。
大きさも色々発売されているので、人数によって選べます。
【たき火台タイプ】
焼き面が低い位置にあり、どちらかというとたき火メインで、少人数でちょっとBBQもやりたいという場合に重宝します。
【卓上タイプ】
テーブルの上に置いて、焼き肉店のようなイメージで、4人までの少人数で使用します。
BBQ初心者の方が初めてバーベキュー用に買いたい!ということであれば、一般的なタイプのものが、汎用性があるのでおすすめです。
バーベキューコンロを選ぶときの2つの基準
ご自分のバーベキューのメインのスタイルによって適切なコンロが決まってきます。
次の2つの基準に照らしてコンロを選べば間違いないでしょう。
- 焼き面の大きさを参加人数で決める
- 次に、コンロの材質を耐久性や価格の兼ね合いで選ぶ
基準1 大きさを参加人数で決めよう!
バーベキューコンロのサイズを決めるのは、「何人でやることが多いか?」です。
焼く面積が大きければ大人数で楽しめますし、小さければ、少ない炭で効率よく焼けます。
「大は小を兼ねる」ではないんですね。
【人数に対してコンロが大きすぎる時のデメリット】
・炭が必要以上に多くなる
・コンロ自体が重くなるので持ち運びが大変
・焼き面が大きすぎて、つい食材をいっぱい乗せてしまい、焦がしてしまう。
・保管時も無駄にかさばる
要するに無駄が多くなるということです。
そこで、
参加人数と焼き面サイズの目安ですが、
参加人数 | 焼き面サイズ |
2~3人 | 35×20cm前後 |
4~5人 | 45×30cm前後 |
6~8人 | 65×40cm前後 |
10人以上 | 45×30cmを2台 |
10人以上だと、1台に対する密集度が過密で、焼く人も大変です。
コンロ2台用意すると別の料理を並行することもでき、スムーズにBBQが楽しめます。
ご自分のバーベキューでは何人でやることが一番多いか?に合わせてサイズを選びましょう。
基準2 使い方に合った材質を選ぶ
バーベキューコンロの材質には「スチール製」と「ステンレス製」があり、耐久性や価格などに差があります。
スチール製 | ステンレス製 | |
価格 | 安め | 高め |
重量 | 重め | やや軽い |
耐久性 | △ | 〇 |
サビ | △ | 〇 |
年に何回もBBQをやるので、多少高くてもしっかりしたものが欲しい!ということであれば、耐久性もあり、使用後のメンテナンスも簡単なステンレス製がおすすめです。
いやいや、手入れは自分でしっかりするから、まずは手ごろな価格で始めてみたい!というのであればスチール製が良いでしょう。
これは、ご自分の使い方とお財布との兼ね合いで決めればよいと思います。
ただし、安すぎる(1980円以下?)のスチール製コンロは、本体も付属の鉄板や網も薄いので、熱ですぐにゆがみます。あまりおすすめしません。
できればホームセンターなどで現物を見て、鉄板の厚さ、網の太さなどを見て、少しでもしっかりしたものを選ぶことが賢明です。
オプション基準
この2つの基準でだいたい機種は決まるのですが、その中でもさらに「便利機能があるかないか?」で判断することもあります。
便利機能がついているものほど価格が高くなります。
【コンロにあると便利な機能】
網の高さ調節機能 | 網と熱源の距離を何段階かで調節できるので、焼き加減を細かく調節でき、調理がしやすくなる。 |
脚の長さ調節機能 | 脚の長さを変えることで、コンロ(焼き面)の高さを調節する機能です。バーベキューをやる場所、人に応じてほどよい高さを選べます。 |
木炭の追加投入のしやすさ | 1時間以上やっていると木炭の火力が落ちてくるので、木炭を追加投入することがあります。その時に、網をどかさなくても、投入口があったり、木炭を置く場所そのものが引き出し式で取り出せたりして、簡単安全に投入できるタイプがあります。 |
それぞれの機能が必要だと思う方は、それができるタイプを選べば、買って後悔することが少ないです。
個人的には網の高さ調節機能は便利だと思いますよ。
最初の1台におすすめのバーベキューコンロ
基準とか分かったから、何かおすすめないの?と言われれば、1機種あります。
割とどこでも売っていて、そこそこしっかり、便利に作られたコンロ。
【コールマン クールスパイダー】
価格もそれほど高くなく、かつステンレス製。
本体側面がメッシュになっていて通気性が良いので、燃焼効率が良い。
木炭を置く場所が引き出し式なので、追加投入も楽。
片付けも引き出しだけ取り出して炭を処理できる。
脚の長さを2段階に調節可能。
上位機種の「プロ」には網の高さ調節機能がついています。
【コールマン クールスパイダー プロ】
どちらも、ここに掲載した3~4人用以外に、5~6人用の大きいサイズもラインナップされています。
まとめ
バーベキューコンロは、参加人数に応じた大きさで決めるのが基本で、次に材質として、廉価版のスチール製か耐久性のステンレス製かを考えればよいのですね。
このことを頭に入れて、ホームセンターやアウトドアショップに行ってみましょう。
きっとご自分に合った、欲しいものが見つかると思いますよ。