五徳って、掃除がしにくいからつい後回しにしてしまいがち。
焦げ付きがついていると、スポンジなどでこすってもなかなか落ちません。
そんな掃除のしにくい五徳の焦げつきも、重曹を使えばゴシゴシこすらなくても簡単にスルッと落ちてしまうので、その掃除方法をご紹介します。
ガスコンロ五徳の掃除には重曹を使おう!
五徳にはステンレス製とホーロー製の2種類の素材があります。
ステンレス製のものは、シルバーでピカピカしているタイプ。
ホーロー製のものは、黒やグレーなどで、多くのガスコンロで使われている五徳は、こちらのホーロー製のものです。
これから紹介する掃除方法は、ホーロー製の五徳の焦げつきを簡単に掃除するものです。
用意するもの
- 重曹
- 五徳が浸かるくらいの大きくて深めの鍋
アルミ鍋は変色するのでNG。ステンレスかホーロー鍋を。 - 水
- プラスチック製のカードまたはペットボトルのキャップ
- メラミンスポンジ
- ゴム手袋
- 雑巾
掃除手順
- 五徳が入るくらいの深さのお鍋に、水を入れます。
この時に、五徳が全てかぶるくらいの水を入れるようにしてください。 - お水1Lに対して重曹を大さじ3ほど入れよく溶かします。
- 重曹を溶かした水の中に五徳をいれて火にかけてグツグツと、15分ほど煮ます。
※沸騰したお湯に重曹を入れると発泡して吹きこぼれます。
必ず水のときに入れてください。 - そのまま、時間があれば一晩つけおきしておきます。
時間がないときなどは、2~3時間ほどつけ置きしておけばOKです。
できれば、一晩漬け置きをしておくのがオススメ。
一晩つけ置きしている間に、焦げがポロポロと浮いてきて、この後に行う焦げつきを落とす作業がグンと楽になります。 - 翌日、五徳を鍋から取り出してメラミンスポンジを使って、焦げ付いた部分をこすります。
つい、焦げつきを落としたいと思って金たわしを使ってしまいがちですが、ホーロー製に金たわしは厳禁なんです!
ホーロー製の五徳は、鉄にガラスの加工釉薬を焼き付けて作られていて、金たわしを使うと、表面を傷つけてしまい、その傷から錆びたり焦げ付きやすくなってしまうからなんです。 - メラミンスポンジを使っても焦げつきが落ちない場合には、焦げ付いた部分をキャッシュカードのようなプラスチック製のカードかペットボトルのキャップを使って削ぎ落とします。
どちらも、プラスチックなために五徳を傷つけることがありません。
もし、五徳が入るような大きさのお鍋がない!という場合には、洗い桶の中にお湯(40℃以上)1Lに対して重曹大さじ3をいれてよく溶かします。
重曹を溶かしたお湯の中に、五徳をいれてそのまま一晩つけ置きしておきます。
この時に、なるべくお湯が冷めないように、洗い桶の上に蓋をしておくと、多少効果がUPします。
セスキ炭酸ソーダじゃダメなの?
でも、重曹よりもセスキ炭酸ソーダのほうが強力だ!と聞いたことあるんだけど・・・。
確かに、重曹をそのまま使う方法でしたらセスキ炭酸ソーダのほうが、洗浄力が強いのでよく落ちます。
でも、「加熱」すると話が変わってきます。
重曹もセスキ炭酸ソーダも、加熱すると実は同じ物質の「炭酸ソーダ」に変化します。
アルカリ性の強さで言うと
重曹<セスキ炭酸ソーダ<炭酸ソーダ
で、炭酸ソーダが一番強力です。
だから、実はセスキ炭酸ソーダを使っても同じような効果は得られるのですが、炭酸ソーダに変化する際に出る泡の量が重曹のほうが多いので、泡の力で焦げを浮かせる効果を考えると、重曹のほうがより効果がある、と言えるのです。
重曹ペーストもあるよ
煮たのにまだ焦げが取れない!とか、煮ることのできないガス台についた焦げ付きを落としたいときには「重曹ペースト」を塗りたくって解決しましょう。
重曹ペーストでの掃除手順
- 適当な容器に、重曹を大さじ3に対し、水を大さじ1入れてペースト状にします。
ペースト状になれば良いので、割合はそれほど気にしなくてOKです。 - 重曹ペーストを、落ちなかった焦げつきのところにペタペタと塗りたくります。
この時に、焦げつきが隠れるくらいに塗ります。 - 重曹ペーストを、塗った上からラップを巻いて密閉パックします。
そのまま、1時間ほど置いておきます。 - 焦げ付いた部分を、メラミンスポンジを使ってこすり落とします。
- 五徳についた重曹ペーストを水洗いして落とし、雑巾で五徳の水分を拭きとります。
- キッチンペーパーにサラダ油を含ませて、五徳にサラダ油を軽く塗ります。
実は、サラダ油を五徳に塗ると焦げつきを防止してくるんです。
焦げつきだけでなく、サビの防止にもなるので、最後にサラダ油を塗るのを忘れずにしてください。
これをしておくだけでも、次に五徳を掃除する時にグンと楽になるんです。
五徳を新品交換という手も
長い間焦げつきを放置していたりすると、どうしても落ちなかったり、劣化している場合もあります。
そんなときは、もう五徳を新しく購入してしまいましょう。
1つ1,000円前後で、購入することができてしまいますし、毎年落ちない汚れをゴシゴシするのもストレスのもと・・・。
消耗品用の通販サイトが各メーカーにありますので、一度確認してみるといいですよ。
我が家も本体購入後7,8年あたりで掃除するのが面倒になって五徳と、汁受け皿、真ん中のバーナーキャップをいっぺんに替えました。
(5,000円以上だと送料無料だったので・・・。)
あの交換直後の美しさはすがすがしいものでした!
でも、半年もするとまた薄汚れてくるんですけどね(涙)。
まとめ
五徳の焦げ付きも、重曹の水でグツグツ煮てつけ置きをしておけばスルッと簡単に落とすことができます。
しかし、五徳はどうしても汚れやすいので、料理をした後、まだ温かいうちに汚れをさっと拭くという習慣をつけるだけで、五徳掃除が簡単に終わります。
やっぱりこまめに掃除するのが一番ですね。