最近は「引越しました。」の連絡も、メールやLINEで行う方も多いようで、引越しはがきを出す方も減ってきているようです。
しかし、少なくとも年賀状のやりとりをしている方には出しておきたいですよね。
でも、どのタイミングでいつ出せばよいのでしょうか?
また、誰に出せば良いものなのでしょうか?
そんな引越しはがきにまつわる疑問にお答えします。
さらには、引越しはがきを自分で印刷するときに使える文例やテンプレートもご紹介します。
引越しはがきはいつごろ送るの?
はがきを出す時期は、引越してから1か月以内を目安に、引越し作業が一段落したら、速やかに出すのがマナーです。
受け取る側に立てば、引越して何か月もたってからはがきが届いたら、自分が軽んじられていると、不快に思うことでしょう。
12月に引越した場合には、年賀状で引越しの挨拶も兼ねても問題ありません。
引越しはがきは誰に送ればいいの?
どなたにというより、どの範囲まで出せば良いのかと悩みますが、迷ったら年賀状のやり取りがある方全員に出しておけば問題ないでしょう。
必要に応じて、会社の上司や同僚、親戚などを追加しましょう。
引越しのお知らせはお祝い事には当たりませんので、喪中の方にお出しして構いませんし、ご自身が喪中であっても出して構いません。
ただ、喪中ということを考慮しますと、あまり派手な絵柄や砕けた文面は避けた方が良さそうです。
引越しはがきの文例
内容に特に決まりはなく、最低限、引越したことと、引越し先の住所が分かればよいのですが、友人と会社の上司が同じ文面というわけにもいきません。
送る相手によって、デザインや文面を変えることで、相手に相応しい引越しはがきとなります。
標準的な文例
この度、下記の住所へ移転いたしました。
○○駅から5分のとても便利な所です。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
平成○年○月吉日
上司や親戚など、丁寧な文例
拝啓 早春の候 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、私どもこの度、下記の住所へ移転することとなりました。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
まずは、ご挨拶かたがたお知らせまで。 敬具
平成○年○月吉日
ご無沙汰しておりますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
この度、私どもは、下記の住所へ引越しました。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
平成○年○月吉日
親しい間柄での文例
子育てにはとっても良いところです
お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください
平成○年○月吉日
お相手も年賀状などを書くでしょうから、マンション等の場合は、マンション名もきちんと書いておく方が配達に間違いが起きませんので親切です。
日付は、案内を出す日なので、3月に引越して、4月にはがきを出すのであれば、「4月吉日」で良いでしょう。
引越しはがきの無料テンプレートをいくつかご紹介
一からワードで作成する方法もありますが、文章等も含めて、きれいに絵柄等も入った無料テンプレートもありますので、簡単に済ませたいという方は活用するとよいでしょう。
豊富なテンプレートをそろえているサイトをご紹介します。
「引越しました!を伝えよう」
カジュアル、ファミリー向け、縦書きシンプル、写真フレームなど、全方位対応のサイトです。
http://www.hikkoshi-hagaki.com/
「はがき素材 季節の花工房」
写真フレームもあります。
http://www.art-printsozai.net/
「はがき絵箱」
シンプルな絵のデザイン中心。
http://hagakiebako.tajirikoubou.com/tenkyo.html
自分では印刷できない、面倒だという方には、有料のサービスもあります。
日本郵便が運営している「e転居はがき」
http://welcometown-postcard.post.japanpost.jp/
「挨拶状ドットコム」
関連記事まとめ
引越しはがきは、どこどこに引越したという情報を伝えるのが目的ではありますが、それだけならはがきにする必要もないでしょう。
メールやLINEで事足りてしまいます。
わざわざはがきを送るということは、こちらがお相手と今後も変わらない関係を維持したいという気持ちも込められているのでしょう。
単なる業務連絡ではない、あたたかい引越しはがきを送りたいものですね。