手ぬぐいとハンカチの違いって、わかりますか?
「柄が和風なのが手ぬぐいで、シックな柄なのがハンカチ!」
「ハンカチと手ぬぐいは素材が違う!」
などと思いましたが、答えは両方とも違います!笑
じゃあ違いはなんなの?というわけで、その謎に迫ってみたいと思います!
ハンカチと手ぬぐいの明確な違いとは
ハンカチと手ぬぐいの大きな違い、それは
手ぬぐいは端が切りっぱなし
という事です!
素材とか柄は関係ないのですね!
今では和柄ハンカチとかもありますもんね!
ハンカチは手ぬぐいとは違って四隅がきちんと縫ってあり形は正方形をしています。
ハンカチ自体の歴史はむちゃくちゃ古いみたいですが、ハンカチを正方形と決めたのはマリー・アントワネットという説があるそうです!
まとめると
ハンカチと手ぬぐいの違いは
- 手ぬぐいは端が切りっぱなしで、長方形
- ハンカチは四隅が縫ってあり、正方形
とても分かりやすいです。
では何故手ぬぐいの端は切りっぱなしなのでしょうか?
普段使うのならば、長方形だろうと端が縫ってあるほうがほつれたりしなくて便利そうですよね?
手ぬぐいの端が切りっぱなしなのはちゃんとした明確な理由があるんです!
手ぬぐいの端が切りっぱなしの理由
手ぬぐいの端が縫われていない、その理由は
いざという時に、布を裂いて使う事ができるように
端をあえて縫っていなかったのです!
端が縫われていないので
手ぬぐいは簡単にビリビリと裂く事が出来ます!
では、いざという時っていつなのか?ですが、その昔
手ぬぐいが今よりも身近だった時代・・・
町の人は、靴ではなく、わらじや草履を履いていました。
いつも履いているわらじや草履の鼻緒が、歩いている途中で突然切れてしまった!さあ大変!と言う時に!
そう、手持ちの手ぬぐいをビリビリと裂いて、鼻緒代わりにして応急処置をする!
ほかにも、旅先で切り傷を負ってしまった時に裂いて包帯代わりに使う!
などなど
このように、いざという時に色々使えるようにあえて端を縫っていなかったのです!
今では、わらじや草履を掃く機会はほとんどなくなり、怪我をしても絆創膏がありますが、当時はそう簡単に対応できなかったわけですね。
そんな名残で、今でも手ぬぐいは端を縫っていなかったのです!
手ぬぐいは素敵
手ぬぐいが切りっぱなしである理由を知ると、歴史と日本人の知恵を感じてしまいますね!
普段はハンカチのように使って、柄も可愛くて、いざとなったら裂いて使える。洗うたびに風合いが増す。
そんな手ぬぐいの良さを知って、これからも使い続けていきたいですね。