木のまな板は、包丁にもいいっていうし長く使えるって聞いたんだけど・・・・
お手入れの仕方がわからないし、カビが生えちゃったり、黒ずみになったりするって聞いて購入するのためらってしまって・・・
実は私も、最近木のまな板を購入したんです。
そこで、お手入れの仕方やカビが生えてしまった時や、黒ずみになってしまった時の対処法を学んだので、あなたの役に立つ情報を共有できればと思います。
木のまな板のお手入れ方法は?
日々使うときには、使う前と使った後に水洗いをします。
プラスチック製のまな板と比べると、やっぱり木のまな板は表面に傷がつきやすいんですね。
表面についた傷に雑菌が入り込まないようにするために使う前に水で濡らしてコーティングするんです。
プラスチック製のまな板とに違いは、木のまな板は自然の殺菌効果があるので必要以上に洗剤を使わなくていいんです。
この時に、びしょびしょに濡れたままだと調理しづらくなってしまうので、ふきんで拭き取るようにします。
まな板用のふきんを1枚用意しておくといいですよ^^
材料などを切っている時もまな板が乾かないようにするのがポイントです!
水で濡らして、余分な水分をふきんで拭き取るのが基本です。
ナマモノを調理したらすぐに洗う!
木のまな板だけでなく、プラスチック製のまな板でもそうですが、ナマモノを扱ったら一度洗い流してから、次の食材を調理するようにします。
水でコーティングして、まな板に雑菌が移ることを防いでくれる、とはいっても次に使う食材に、雑菌が移ってしまう可能性があるからなんです。
そのために、ナマモノは極力最後に扱うようにするとまな板を何回も洗わなくてすみます。
使い終わったら、なるべく早くタワシを使ってよく洗います。
野菜など、あまりニオイが強くない食材の場合は、水洗いのみでOKです。
お塩を使うと、殺菌にもなるので効果的です。
お肉やお魚などニオイが強い食材を使った後は、食器用洗剤を使って洗うかお塩をまな板にすり込んでタワシで水洗いします。
お肉やお魚を使った後に、そのままお湯をかけて洗うのはNGです。
お肉やお魚に含まれている、タンパク質が固まってしまい、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
洗った後はよく乾かす!
洗った後は、ふきんなどで水気をよく拭きとって立てて乾燥させるか吊るしてよく乾燥させます。
立てたり吊るしたりするのは、まな板全体を良く乾燥させるためなんです。
よく乾かさないとカビが生えてしまう原因になるからなんです。
立てる場合ですが、下の部分が【浮く】ようにして、立ててくださいね。
床面についていると、その部分がいつまでも、乾燥しないのでカビの原因になってしまいます。
ちなみに、私は吊るしてます^^
これだと、よく乾くし、収納場所もあまりとらないからなんです。
それに、私みたいなおっちょこちょいだと、立てかけておくとひっくり返してしまうので・・・。
せっかくいい木製まな板を落として傷つけたりしたら大変~
吊るす時のフックは、100円ショップで見つけた3kgくらいでもOKのものを使ってます。
木製まな板を乾燥させるときに、食器洗い機を使うのは厳禁!!
木製まな板は、むやみやたらに熱を加えてしまうとヒビ割れたり反り返ってしまったりするからなんです。
私は、週に1回使い終わった木製まな板に熱湯をかけて、熱湯消毒しています。
木のまな板黒ずみやカビが生えた時は?漂白?
木のまな板にカビや黒ずみが発生した時は漂白剤は使わないでください。
というのも、木材自体には薬品耐性がなく、まな板の中にまで入り込んでしまうためにかえって身体に良くないんです。
とはいっても、プラスチック製のまな板でも、カビや黒ずみが発生してしまうのと同じように、木のまな板でも同じこと。
黒ずみやカビが生えてしまったら、クレンザーを使って洗います。
クレンザーの中には、研磨剤が含まれているので、黒ずみやカビを削りとってくれます。
この時、クレンザーを使うとまな板の中に染みこんでしまうのが心配だったら重曹を使うといいですよ^^
少し黒っぽくなった時は、荒塩を使ってこするとキ・レ・イになります。
荒塩を使う場合は、凹んでいる部分の黒ずみは難しいです。
これらの方法でもカビや黒ずみがあるときは、木のまな板の表面を削ります。
この時に、かんなやサンドペーパーを使いますが、かんなは初めて使うと難しいので、まな板削りという、持ち手の付いたヤスリが売っているので、それを利用すると簡単に削ることができます。
木のまな板のカビ予防
木材にカビが生えてしまう条件は湿気・温度・養分の3つが揃った時です。
逆にこの3つのうち一つでも揃わなければ、カビは生えることはありません。
温度については、調整するのは難しいですが湿気に関しては木のまな板をよく乾燥させることで防ぐことができます。
養分については、使った後に汚れをシッカリと落とせばいいだけ。
私がしているように、定期的に熱湯消毒やお塩を使って、汚れを落すということをすれば、黒ずみやカビが生えてしまうことを予防することができます。
カビが生えにくい木のまな板を探すなら、【青森ひば】がおすすめ。
木材そのものにヒノキチオールというオイル成分が含まれていて、抗菌・消臭性があるんです。
ただ、青森ひばは希少な木材で高価なので、比較的安価な【ひのき】のまな板も包丁当たりが良いので、最初の1枚として購入しやすいですよ。
(ひのきにはヒノキチオールがほとんど含まれていませんのでご注意を!)
木のまな板のお手入れ方法 まとめ
木のまな板は、お手入れの仕方などが大変だとか、重かったり雑菌や黒くなるといった、デメリットばかりが取り沙汰されますが、実際には使った後に、タワシなどを使ってゴシゴシ洗い、よく乾燥させれば何十年と使える調理器具です。
プラスチック製のものは、数年でだめになり、処分するしかありませんが、木のまな板でしたら、削れば、また新品のように生まれ変わります。
私も、木のまな板を使い始めたら、木の香りもいいし、包丁のあたりが柔らかくて疲れにくいので、料理をするのが楽しくなりましたよ!