バーベキューをやるなら「焼き芋」は絶対オススメのメニューですよ!
焼き芋って家庭で作ろうとすると時間もかかるし、温度調整も結構難しくて面倒なんですが、バーベキューの炭火で焼くなら意外と簡単にホクホク焼き芋ができるんですよ。
BBQコンロで誰でも簡単にできる焼き芋の作り方と失敗しないためのコツ、買い出しの時のさつまいもの選び方についてご紹介します。
BBQでの焼き芋 準備するもの
バーベキューコンロで焼き芋をする場合、まず、以下のものが必要になります。
現地調達できないものもあるので忘れないようにしましょう。
- さつまいも(細くなく、太くなくがベター)
- 新聞紙かキッチンペーパー(焼く時にくるむ分だけ)
- アルミホイル(焼く時にくるむ分だけ)
- 軍手(投入時、取り出し時に熱いので)
- トング(焼いてる途中に転がしたり、最後に取り出すとき)
- (なくても可)竹串かつまようじ(出来上がり具合を見るとき)
- (お好みで)バターまたはマーガリン
- 買ったさつまいもに土がついているようなら、家であらかじめ落としておくと現地での手間が省けます。
- さつまいもをあらかじめチンするとか蒸すとかの下準備は不要です。
- 私は竹串は持って行きませんが、多分皆さんなくても大丈夫です。
- バター等をつけて食べたい人は、チューブタイプのバターが持ち運びに便利です。
BBQで焼き芋 作り方
それではここから、焼き芋を美味しく作る手順です。
- さつまいもに土がついている場合はサッと洗い落とす。
- 半分に切った大きさの新聞紙でさつまいもを二重~三重くらいにくるむ。(さつまいもの先っぽがはみでないように)
- くるんだら新聞紙に水をつけて湿らせ、ビチョビチョかな?という程度に軽く絞る。
- さらにアルミホイルで二重~三重にくるむ。新聞紙がはみ出ないようにしっかりと。
- 炎が出ているような、初期のころの炭火だと焼き芋が焼ける前に焦げてしまうので、炎が落ち着いた、白い灰がついた炭火になったら、網を外して、炭のすぐ横に投入。
炭が中央にこんもり偏っているようなら、地ならしする感じでコンロ全体にまんべんなく広げたほうが焼きやすいです。 - 10分~15分ごとに芋を少し転がして焼き面を変えると美味しくなります。
高温短時間加熱や焦げに気をつけましょう。 - 大きさによりますが、40~50分ぐらいで出来上がります。
- 中心まで火が通っているかのチェックは、竹串で刺して、中心部までスッと刺さればOK。
竹串がない時は、いったん炭から取り出して、軍手をはめた手で、真ん中をギュッと握ってみて、フニャっと柔らかければOKのサイン。
- さつまいもをアルミホイルで包むとき、新聞紙がはみ出ていると、コンロに投入したときに新聞紙に火がついてしまいますので要注意。
- 濡らした新聞紙でくるむことによって、芋の水分が飛びすぎるのを防ぎ、蒸らし効果でネットリホクホクになるのです。
- 熱が片側からしか当たらないポジションのさつまいもは熱が足りないので、後半は火力の強い所に置いてあげましょう。
- 炎が落ち着き、炭が灰で白くなる「熾火(おきび)」の状態になってから投入した方が、丸焦げにならずにうまくいきます。
- 食事した後に焼き芋をするときは炭もだいぶヘタッていて火力低下が心配されますので、必要に応じて、芋投入前に炭を少し追加してください。
- 焼く時間はアバウトで大丈夫ですが、1時間を超えると焼き過ぎです。パサパサ感が出てくるかもしれません。
BBQの焼き芋を美味しくする秘訣
焼いているうちにさつまいもが甘くなるのは、いも内部に含まれる酵素の働きなんです。
その酵素をうまく活用すればするほど、より甘くてホクホクの焼き芋に仕上がります。
酵素の働きによって、さつまいもに含まれるデンプンが糖分に変換されるのですが、この酵素が一番働く温度が70℃前後で、この温度をなるべく長く作ってあげることが、甘く美味しく作る秘訣です。
ですので、短時間でパッと加熱するより、バーベキューの炭のように、低温でじっくり時間をかけて加熱すると、超甘くておいしい焼き芋になるんです。
低めの温度=炭の炎が落ち着いている感じの状態を維持して、45分くらいかけてじっくり焼く!
※何か難しそうなことを言っていますが、でも心配ご無用!
新聞紙に水分を含ませるのと、火力さえ注意すれば、結構適当にやっても、誰でもホクホク焼き芋はできちゃいますよ。
焼き芋にするならこれ!焼き芋用の芋の選び方
スーパーに買いだしに行くと、最近は数種類のさつまいもが置いてあることもありますね。
どれを選べばいいのか?迷ってしまうこともありますので、入手しやすく、焼き芋に向いている品種を厳選してご紹介。
その特徴を見ておきましょう。
紅あずま・・・【ホクホク系】
多くの焼き芋屋さんが採用している、スタンダードなお芋です。
ほどよい甘さでホクホク系のお芋です。
味のバランスがよいので、誰もが美味しいという焼き芋になります。
焼きすぎて水分が少なくなるとパサパサになってしまうので注意が必要です。
鳴門金時・・・【ホクホク系】
紅あずまと似た食感ですが、さらに粉質でホクホク感が強いお芋です。
関西地方で人気がある品種。
こちらも焼き過ぎるとパサパサになりやすいので注意。
安納芋(あんのういも)・・・【ネットリ系】
糖度が高い、しっとりネットリ系。いわば栗きんとんのようなお芋です。
安納芋は低温で時間をかけて焼くほどに糖度が増しますので、網の上から遠火でじっくり焼くと、より甘みを感じられるでしょう。
紅はるか・・・【ネットリ系】
安納芋よりもさらに甘く糖度40%ともいわれる、しっとりネットリ系のお芋です。
スイートポテトのように甘いので、焼き芋なのにスイーツ感覚が味わえます。
BBQで焼き芋 まとめ
焼き芋は、下準備も簡単ですし、放っておいても満腹になったころに出来上がっているお手軽スイーツとしておすすめ。
BBQのメニューが単調になって困っているなら、ぜひ追加してみてください!
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