バーベキュー楽しんでますか?
でも、何回かやって慣れてくると、毎回同じパターンになって飽きてくることも。
そこで、新しい調理法として、燻製にトライしてみてはいかがですか?
ダッチオーブンのように大掛かりな道具は不要で、比較的失敗も少ないので、脱初心者を目指す方にはちょうど良い調理法だと思いますよ。
燻製の基礎知識
始める前に、燻製の基礎を少しだけ知っておきましょう。
燻製(スモーク)の基本は、木片を熱して出た煙を食品にまとわせるというものです。
燻製には、食材をいぶす温度の違いで「熱燻(ねっくん)」「温燻(おんくん)」「冷燻(れいくん)」の三つに分かれています。
燻製は、高温で行うほど短時間で完了し、素材に水分が多く残りますのでジューシーな味わいとなりますが保存性が低くなります。
一方、低温で行う「冷燻」だと、長いものは1か月かけていぶしますので、水分が抜けて、保存性が高まります。
キャンプやバーベキューのように、限られた時間と道具でスモークする場合は「熱燻法」「温燻法」が便利です。
初心者におすすめの燻製器(スモーカー)は?
燻製作りの基本道具が燻製器(スモーカー)です。
段ボールで自作することもできるのですが、初心者の方は、全部揃っているキットや比較的安価なスモーカーを使うことをお勧めします。
こちらは段ボール製ですが再利用可能で、燻煙材までついています。あとは食材だけ揃えればOKのスモークキット。
まずはこのようなタイプで燻製ってどんな感じか1回やってみるのが良いと思います。
これで楽しければ、本格的なものを買い揃えていけば良いでしょう。
いぶし処 お手軽香房
前面が開けられるので、食材を並べやすいし、スモーク中に中の食材を動かせるので、むらなく仕上がります。
こちらは本体のほか、燻煙網(2枚)、チップ皿(1枚)、吊り下げフック(3本)が付属しています。
初心者におすすめの燻煙材は?
燻製器(スモーカー)と並んで、燻製作りのもう一つの基本道具が燻煙材です。
燻煙材には、木を細かくしてチップ状にした「スモークチップ」と、木質を圧縮して棒状の塊にした「スモークウッド」との2つタイプがあります。
スモークチップは、チップそのものに火をつけるのではなく、受け皿などにのせ、下から熱源で炙ることによって煙を出します。
スモークチップは、小さな燻製器や少量の食材を燻す時に使いやすく、自由に継ぎ足したり減らしたりすることが出来るのが利点です。
ただ熱源が必要なこと、長時間いぶす場合は常につぎ足す必要があります。
したがって、お手軽さから言えば「スモークウッド」をお勧めします。
スモークウッドは、いわば太いお線香です。そのものに着火して煙を出します。
一定のスピードと量の煙が出ますし、1本で4~5時間燃え続けますので、継ぎ足しの必要がありません。
ですので、2時間くらいいぶしたいと思えば半分に折って入れればよいわけです。
BBQでの燻製でおすすめの食材
燻製初心者にオススメなのは、本格的な燻製作りではなく、バーベキューで短時間で楽しめるレベルの燻製料理です。
スモークすることで色と香りを食材に乗せるイメージです。
これだけでも十分盛り上がりますよ。
熱が食材の芯までしっかり通るわけではないので、選ぶ食材としては、調理済みで味がついてるものがオススメです。
定番中の定番 チーズ
雪印6Pチーズ、QBBベビーチーズブラックペッパーなど、最初からカットされているものが手間いらずです。
溶ける恐れがあるので、包装アルミの底面だけを残して燻製器の網に乗せます。
市販のウィンナー、市販のベーコン
市販のウィンナーやベーコンは仕込みなしでそのままポンと置けばできますし、最高に美味しいです。
ナッツ類
種類は何でもOK。ミックスナッツでも、ピスタチオでもクルミでも。
アルミホイルを皿代わりにして敷いて網の上に置くだけでOK。
お酒のつまみにどうぞ。
味付き煮卵
事前の仕込みが必要ですが、味付き煮卵を作って、それを燻製させる美味しいです。
単なるゆで卵でやるとちょっと味が物足りないです。
ウズラの卵でも結構味が早く浸みて人気があります。
BBQで燻製 まとめ
バーベキューの時に並行しての燻製、いかがでしたか?
初心者向きの道具、食材を紹介しましたので、まずはこれらで挑戦してみて、「面白い!」と思ったら、ご自分の好みの燻製を追求していくのも楽しいのではないでしょうか?