初節句を迎えるから、五月人形を用意しないと!
って自分で買っていいんだっけ?
また、五月人形を飾る時期や場所、しまうタイミングなんかもあるのかしら?
初めて五月人形を飾るとなると色々とわからないことばかりですよね~。
そこで、五月人形にまつわるしきたりを一挙に確認しておきましょう。
五月人形は誰が買うのがしきたり?
一般論ですが、五月人形や鯉のぼりは、母親側のご両親から贈られるものです。
でも、地方によっては、父親側が贈ったりすることもありますし、外飾り(鯉のぼり、武者幟)は父親側、内飾りは母親側という地域もあります。
でも、外飾り(鯉のぼり、武者幟)は飾らない方や、一般論にとらわれず、柔軟に対応しているケースが多くなりました。
でも、親御さんは「孫に買ってあげたい!」と思っているでしょうから、自分たちで買う前に、どんな端午の節句にしたいかをご両家で相談してから五月人形選びをすれば宜しいかと思います。
関連記事誰が買うのか?買うタイミングについて
>>五月人形は誰が買う?関東関西など地域によって違う
五月人形を飾る時期は?
五月人形を飾る時期ですが、雛人形と違って特に決まりはありません。
ただ、春分を過ぎた頃(3月20日前後)から4月の中旬までに飾るというのが目安になります。
地域によって、飾る時期などが違ったりしますので、念のため周りの方などに確認した方が良いかもしれません。
鯉のぼりのような外飾りについては4月上旬頃から出すというのが一般的です。
ただ、遅くとも端午の節句に当たるこどもの日よりも、1週間前くらいには飾るようにしてください。
一番ダメなのが、こどもの日の直前や当日に五月人形を飾ることです。
『一夜飾り』といって、とても縁起が悪いと言われています。
五月人形を飾るお日柄ですが、特に大安吉日にこだわらなくてもOKです。
といっても、一番最初に飾るときには気になってしまいますよね。
大安・・・一日中吉
先勝・・・午前中は吉。午後から凶
先負・・・午前中は凶。午後から吉
赤口・・・午の刻(午前11時から午後1時)のみ吉、それ以外は大凶
友引・・・午前中と夕方は吉、午の刻(午前11時から午後1時)は凶
仏滅・・・一日中凶
下記のサイトに、お日柄の確認をすることができるカレンダーがありますので、参考にしてみてください。
五月人形を飾る場所は?
五月人形を飾る場所は、床の間に飾るのがBESTです。
床の間がないお宅は、家族が集まるリビングに飾るというケースが一番多いんです。
リビングにある、テレビの横やチェストの上やリビングボードの上などに飾るというお宅が多いんです。
最近は、狭い場所でも飾れるように、コンパクトなものが売られているので、五月人形を購入する時に小さいものを選ぶと良いですね。
(しまう場所も取らないのがGood!)
五月人形ですが、飾る場所がないから玄関に・・と言うのはやめてください。
実は、玄関はホコリをかぶりやすく、湿気が多いために五月人形を飾るのにはふさわしくない場所なんです。
もともと五月人形は、お子さんの災厄を引き受けてもらうもための、お守りですのでお家の中でも、高い位置(床の間や居間)に飾ります。
飾るのに、方角などを気にする方もいますが特に決まりはありません。
ただ、直射日光が五月人形にあたってしまうとお飾りの布の部分が変色してしまったり色あせてしまう可能性がありますので、その点だけ注意してくださいね。
五月人形を飾る期間は?
五月人形を飾る期間ですが、しまう日は特に決まっていませんが、お節句が終わったらなるべく早くしまうのがよいでしょう。
遅くとも、5月中旬ごろまでにはしまっておきましょう。
しまう時ですが、晴れてよく乾燥した日にしまうのが、五月人形にとっては一番最適な日なんです。
というのも、五月人形は湿気が大嫌いなんです。
5月の中旬をすぎると、天候も不順になりやすいので、端午の節句が過ぎたら、天気の良い日に、五月人形のホコリをよくはらってあげて、お人形専用の防虫剤をいれて、早めにしまってあげてください。
防虫剤ですが、洋服などをしまう時に使うものはキツすぎてしまいます。
面倒ではありますが、人形用の防虫剤を用意しましょう。
五月人形は子供が何歳まで飾る?
何歳までという明確なしきたりはないとされています。
一説には、
・七五三を迎える7歳まで。
・(昔の)元服をする15歳まで。
・成人する20歳まで。
というのもありますが、現実には、子供さんが五月人形に興味を示さなくなったころに飾るのをやめているご家庭が多いようです。
あまり「いつまで」ということにはこだわらず、それぞれのご家庭のタイミングでストップしてください。
五月人形のしきたり まとめ
五月人形は、息子さんが病気や怪我をしないでスクスクと成長してもらうため、厄除けのために飾ります。
五月人形を飾るしきたりを知って、正しく楽しく初節句を迎えたいですね。