海釣りで潮と釣果に関係はあるの?潮見表を読めるようになろう!

 

海釣りでは、釣果に影響するのは釣り場やエサだけではありません。
実は、潮の干満も大きく影響することがあります。

そもそも潮の干満て何?どんな潮なら釣れやすいの?

潮見表の見方読み方を知って、釣れる時間帯を予測しましょう。


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潮の干満「潮汐(ちょうせき)」とは?

潮のことを理解するために、まずは潮見表に出てくる言葉や潮汐について理解しておきましょう。

 

海の水位=潮位は、約6時間周期で高くなったり低くなったりしています。
(最高水位になってから約6時間後に最低水位になる。)

こちらの写真は、冒頭の写真と同じ場所ですが、潮位の差がはっきりわかりますよね。

ある場所の1日の潮位の変化をグラフにするとこんな感じになります。

この現象を潮の干満=潮汐(ちょうせき)と呼んでいます。

潮汐が起こる主な原因は、地球の自転と、月が地球に及ぼす引力です。

ですから、月が地球に近い距離を周回しているときは引力も強くなるので、大きく潮が上下します。

日本から見て月が近い時期は、満月と新月の時ですので、この前後が最も大きく潮位が上下します。

また、太平洋側では潮位の差が1m以上あることはザラですが、日本海側では満月の日でも30cmくらいしか変動しません。

 

→ちなみに、釣り人界では「今日の潮汐どう?」みたいに「潮汐」という言葉はほとんど会話で使いません。
次に説明する「今日、大潮だっけ?」とか「今日の満潮って6:30ころだよね?」みたいな会話をします。

 

潮汐の大きさによって潮の名前がある

潮の干満は主に月が原因なので、月が満月→半月→新月に満ち欠けするサイクル約15日間で、潮位の変動幅も変わってきます。

満月=潮位が大きく上下

半月=潮位が小さく上下

新月=潮位が大きく上下

 

そして、潮位変化の度合いに応じて、実は潮に名前がついています。

潮の名前 どんな潮?
大潮(おおしお) 干満差が大きい日の潮
小潮(こしお) 干潮と満潮の差が小さい日の潮
中潮(なかしお) 大潮と小潮の間の潮
長潮(ながしお) 小潮のなかでも、いちばん変化のない日の潮
若潮(わかしお) 長潮の翌日で、再び干満差が大きくなり始める日の潮

 

先ほどの 満月→半月→新月 の15日間で、大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮(に戻る) という風に変化していきます。

 

また、潮位が一番高い状態と一番低い状態はそれぞれ「満潮」「干潮」と言います。

満潮(まんちょう) 潮位が上がりきった状態
干潮(かんちょう) 潮位が下がり切った状態

 

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どういう潮が釣果に良いの?

さてここからが本題。

これだけ潮に変化があると、さすがに魚にも影響があります。

 

基本的には大潮・中潮がねらい目

魚は基本的にエサを探すことに命を懸けて行動しています。

ということは、魚にとってエサが摂りやすい潮の時間帯が、釣りとしては狙い目なわけです。

潮が動くと、海中のプランクトンや、底生生物のイソメやカニなども捕食活動などのため動き回ります。

動きだした生物を小魚が食べに来る

その小魚を大型魚が食べに来る

といった連鎖が起きるので、釣り人にとっては潮が良く動く日ほど釣れやすい、ということになります。

一般的には「大潮や中潮は釣れやすい」ということですね。

しかし、地域によって、また、魚種(アジ、イワシなど)によっては、小潮のほうが良いケースもあります。

 

「上げ七分」「下げ三分」がちょうど良い

じゃあ、大潮の日なら1日中爆釣かというと、全然そんなことはありません。

大潮の日だって、潮の流れが止まる「満潮」「干潮」の時間帯は釣れにくくなります。

 

→満潮時刻付近、干潮時刻付近のことを釣り人界では「潮どまり」と呼んでいます。
→満潮のことを「上げ止まり」、干潮のことを「下げ止まり」とも言います。
→また、干潮時刻付近の状態を「ソコリ」と呼んでいます。

 

そこで今度は、(どの潮が良いという観点ではなく)1日単位で見た時にどのタイミングが良いのかということを考えます。

昔からの経験則に基づく釣り格言として「上げ七分、下げ三分」というのがあります。

これは、干満の差を10等分して、満潮へ向かう7/10のころを上げ七分(しちぶ)、干潮へ向かう3/10のころを下げ三分(さんぶ)といって、潮が上げ始めて4時間後くらい、下げ始めて2時間後くらいの時間帯が、魚の捕食活動が活発になり、良く釣れるという意味です。

まあ、格言の正確性はさておき、上げ潮なり下げ潮なり、ともかく潮が動いている時が良く釣れる、ということは間違いなさそうです。

私は東京湾で良く釣りをしますが、その経験からすると、確かに潮止まり前後ではあまり釣れた経験がありません。

 

ということで、大潮の日でも、小潮の日でも、その日の中で釣れやすい時間帯は、潮が動いている時間帯だ、ということが言えそうです。

 

 

釣行日の潮汐を調べるには潮汐表を使う

潮汐(ちょうせき)表や潮見(しおみ)表、潮時(しおじ)表とも呼ばれる、その日の満潮・干潮の時刻と潮位、何潮かが書いてある表があります。

釣りに行く日の潮の種類(大潮か?)と、満潮時刻・干潮時刻を知るために、海釣りをする釣り人にとっては重要な表となります。

今はスマホアプリで手軽に入手できますので、インストールしておきましょう。

しおどき(androidのみ)

しおさい(androidのみ)

潮汐なび(iOSも対応)

あたりがおすすめです。

 

その日の干満時刻が分かれば、潮が動いている時間帯が分かります。
そうすると、だいたいこの時間帯(図の赤い部分)は釣れやすいんだな!という予測が立てられるようになりますね。

 

 

最後に大事なことを

今までお話しした「大潮のほうが釣れる」ということは嘘ではありませんが、あくまで原則論です。

磯、防波堤の釣りだと割と当てはまりますが、船釣りの場合は大潮かどうかはあまり釣果に関係ないことがあります。

また、もともと潮の流れが速い地域ではむしろ小潮のほうが良い時もあります。

 

もう一つ、「潮どまりはあまり釣れない」ということも、結構当たっていますが、絶対ではありません。

例えば、日の出の時刻は「朝マヅメ」と言って、魚がお腹が空く時間らしく、良く釣れます。
たとえ潮どまりでも、その時刻が朝マヅメと重なると、釣れたりします。

 

したがって、「大潮のほうが良くて、潮が動いているほうが良い」というのは原則論としては知っておいたほうが良いことですが、そのことが絶対ではありません。

天候や朝マヅメ、夕マヅメ、風など、潮以外の要素も複雑に絡み合って、釣れるor釣れないの違いができてきます。
潮回りだけにこだわらず、いろいろなシチュエーションで釣れるor釣れないを経験したほうが結果的には釣果アップや釣り力アップに結び付きますよ。

「原則はそうだけど、僕が良く釣り場ではちょっと違うんだよね!」ということが分かってくると、釣りがもっと面白くなるのではないでしょうか?

 

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