投げ釣りの道具や仕掛け、投げ方のコツは?力糸って何?

投げ釣り

 

砂浜や防波堤から竿をビュッと振ってオモリを遠くに飛ばす投げ釣りは、投げているだけでも気分爽快で楽しい釣りです。

釣り初心者の方向けに、投げ釣りに適した竿やリールなどの道具類や、投げ釣り独特の力糸について、また、投げ方のコツなどをご紹介します。


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投げ釣りってどんな釣り方?

オモリのついた仕掛けを数十m投げて、海底の広範囲を探る釣りです。
仕掛けを投げ入れてしばらくしてもアタリがないようなら、リールを少し巻き、エサの場所を変えてまたしばらく待つ、の繰り返しで魚を狙います。

海底に岩やゴロタ石が多いところではすぐに仕掛けが引っかかって「根掛かり」してしまうので、そういう場所は投げ釣りには向きません。
もし根掛かりの多い釣り場なら、仕掛けを投入したらリールを巻かずにその場所で待ちの釣りをしましょう。

 

 

投げ釣りで釣れる魚

投げ釣りの魚
投げ釣りのメインターゲットはシロギス(キスともいう)とカレイが有名です。

シロギスはを狙える時期は5月~10月、良く釣れる時期は7,8,9月あたりです。

いっぽうのカレイは冬の魚で、狙える時期は11月から5月くらい。12月~3月頃が良く釣れます。

その他にも、底にいる魚であるメゴチ、ベラ、イシモチ、ハゼ、アナゴなどが外道としてよくかかってきます。

 

投げ釣りをもう少し細分化すると、100mくらい投げる「(本格的な)投げ釣り」と、20~30mくらい投げて近場を狙う「ちょい投げ釣り」に分けられます。

>>ちょい投げの道具や解説の記事はこちら

使用する道具がだいぶ違いますので、ここでは本格的投げ釣りに絞ってご紹介していきます。

 

 

投げ釣りに必要な道具や仕掛け


以下の道具を揃えれば投げ釣りができます。

  • 投げ竿
  • スピニングリール
  • ジェット天秤、海草天秤
  • 投げ仕掛け
  • エサ
  • 竿立て(※なくても可)

これからそれぞれの道具類を詳しく見ていきましょう。

 

投げ釣りで使う竿

投げ釣りでは、剣道の面を打つように、勢いよく竿を振って重いオモリを遠くに飛ばしますから、その荷重に耐えられるようなしっかりした竿先の「投げ専用の竿」が必要になります。

数ある「投げ竿」の中でも標準的な長さ・硬さは、

長さ・・・3.6m~4.0m
錘負荷・・・20~25号

です。

このくらいであれば、あらゆる場面に対応できるので、オールラウンドな1本となります。

 

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投げ釣りで使うリール


飛距離が出るようにスプールの形状が浅く大きくなった、投げ釣り専用のスピニングリールがあります。

投げ専用のリールなら、リールが原因の飛距離ダウンが避けられます。

 

しかし、投げ専用だけに、他の釣りにも使いたい場合はちょっと厳しいです。

「投げをメインにやりたいけど、他の釣りにも使いたい。」という方は、飛距離は少し落ちますが、通常の3000番~4000番のスピニングリールでも代用可能です。

 

投げ釣りで使う道糸~力糸


80~100gくらいのオモリを勢いよく投げるわけですから、リールに巻く糸は、それなりに太くないと投げた瞬間、一発で切れてしまいます。

じゃあということでナイロンの8号を巻いたら、投げる時に切れないけど、今度は抵抗が大きくなって飛距離が落ちたり、潮流をまともに受けて糸が横に流されてしまい、デメリットが目立ちます。

そこで考え出されたのが「力糸(チカライト)」です。

全長13mくらいのナイロン糸で、テーパーラインとも呼ばれています。

出だしは道糸と同じ3号の太さで、13mくらいかけて段々と(結び目なく)太くなっていき、最後に天秤を結ぶ末端では12号の太さになっています。

リールに巻いておく道糸はナイロンの3号でOK。
最後にこの力糸の3号の部分と連結すれば、投げる時は12号の太さで衝撃に耐えて、13m糸が出た時点で力糸3号と道糸3号の連結点が出てきて、その後はずっと道糸3号になるので、空気抵抗、海中抵抗も抑えられるというわけです。

結論として、初心者の方が投げ釣りでリールに巻く糸は、ナイロン3号+力糸13mがおすすめです。
(製品によって力糸の長さは数m前後します。)

 

投げ釣りで使うオモリ~ジェット天秤

投げ釣りで使うオモリは「ジェット天秤」か「海草天秤(かいそうてんびん)」が主流です。

【ジェット天秤】


(オレンジ色のほうを上(道糸側)にして使います)

メリット
  • オモリと仕掛けが1直線になるので、底をズルズル引いても根掛かりしにくい。
  • 仕掛け回収時に浮き上がりが速いので、根の多い場所では回収時の根掛かりを回避できる。
デメリット
  • 投げる時に仕掛けが道糸に絡みやすい。

 

【海草天秤】


(針金の片方を手で90度に曲げて使用します)

メリット
  • 投げる時仕掛けが道糸に絡みにくい。
デメリット
  • 天秤の腕が横に飛び出る分だけ根掛かりリスクが上がる。
  • 回収時に仕掛けが浮き上がりにくいので、回収時の根掛かりリスクがある。

ですので、根掛かりの多い、岩や海藻、根が多い釣り場ではジェット天秤、そうでない砂地中心の釣り場では海草天秤がおすすめ。

 

使う重さは、釣り場の潮の速さや必要な飛距離に応じて変えていきます。
15号、20号、25号の3種類あれば、どんな状況でもほぼ対応できるでしょう。

 

投げ釣りで使うエサ

画像出典:サワムラ
シロギス・カレイのほか、色々な魚に使え、値段も安い万能エサ「アオイソメ」がポピュラー。
カレイなら「アオイソメ」を1つの針に2,3匹かける「房掛け」にします。

 

画像出典:サワムラ
シロギスを専門に狙いたいなら「ジャリメ」。関西では「イシゴカイ」と呼ばれています。

 

どちらもこのような虫エサは、針につけるとタラーンとはみ出ますよね。
はみ出し量は2,3cmにしないと、先っぽだけ食われて針掛かりしないので、エサが長い場合はハサミなどでカットして使います。

 

投げ釣りで使う仕掛け

投げ釣り仕掛け
2本ヨリという絡み防止のヨリ糸が40cmくらいついていて、針数は2本か3本が標準的な投げ釣りの仕掛けです。

オールラウンドで使えるのはシロギスの投げ仕掛けです。

3本針で、針の大きさは7,8号が標準的です。

 

カレイを専門的に狙いたい場合は、針が少し大きくなります。

カレイ釣りの場合は10~12号が標準的です。

 

いずれにしても、釣りの最中に仕掛けが切れたり絡まったりしますので、予備は多めに持って行きましょう。

 

投げ釣りで使う竿立て

「竿立て」とは、投げ仕掛けを投入した後や、エサをつける時などに、一時的に竿を立てかけておくための道具です。

これがなくても投げ釣りはできますが、特に砂浜からの釣りなら、砂浜にじかにリールを置くと故障の原因になりますので、あった方が便利です。

1本だけ掛けられる棒状のタイプと、複数本掛けられる三脚タイプがありますので、用途に合わせて選びましょう。


1本タイプは持ち運びに便利ですが、挿して使うので、砂浜でしか使えません。

 


三脚タイプは砂浜でも防波堤でも使えますが、サイズが大きいのと、三脚の真下に海水の入ったバケツなどの重しをぶら下げておかないと不安定になります。

 

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投げ釣りでの投げ方

狙った方向に、狙った距離で投げられるようになると、投げ釣りはもちろん、ルアーフィッシングなど、他の釣り方にも応用でき、釣りのレベルが数段アップします。

最初のうちはなかなかうまくいきませんが、数をこなすうちにだんたんと上手になってきますので、くじけずに何回も投げていきましょう!

投げ方や投げる時のコツについてはこちらの記事にまとめています。

 

 

投げ釣りで釣果を伸ばすコツ

投げ釣りでは、魚のいる場所を突き止めるのが重要なポイントです。

 

  • 竿を2,3本出す

海は広いので、どこに魚がいるか分かりません。
可能であれば、竿を2,3本用意して、扇状、もしくは近距離・中距離・長距離で投入地点を変えて、早く魚のいる場所を探り当てます。

 

  • 海底に変化のある所を探す

シロギス、カレイ、ハゼなどは、まっ平らな何の変化もない海底ではなく、くぼみや坂、岩が近くにあるところに好んで生息しています。
ですので、防波堤では船の通り道(そこだけ深くなっている)や、船の通り道と岸壁との間にある坂(カケアガリという)、潮流の影響で海底の砂がくぼんでいる「ヨブ」を探して、そこを重点的に狙うのがセオリー。

投入した仕掛けを引いてきたときに、ハンドルが少し重く感じる場所が底に起伏があるサインです。
そのあたりを重点的に攻めてみます。

 

  • 1尾釣れたら同じ場所を攻める

1尾釣れた場所には数尾かたまっている可能性があります。
したがって、釣れた場所の少し先に仕掛けを投入し、海底を引いてきて、同じ場所に仕掛けを通過させ、残っている魚を狙います。

 

  • エサのチェックをこまめに

投げ入れたエサには、本命以外にもフグやメゴチなどのエサ取りも寄ってきます。
それらにエサだけ取られて、気づかぬままそのまま放置していても釣れませんよね。

ですので、こまめに回収・投入を繰り返し、常に新鮮なエサをつけた状態で狙うようにします。

仕掛け回収時に、千切れた小さなエサになっていたら交換。エサがそのまま残っていてもグッタリとしていたら新鮮なエサに交換します。

 

  • シロギス狙いは置き竿にしない

シロギスは海底にベッタリ張り付いているエサにはあまり興味を示しません。

そこで、リールを3,4秒に1回転くらいの速度で巻いて、仕掛けを動かすのです。

動かし続けても良いですし、動かしたら数秒止めておくのも良いでしょう。

とにかく、エサを動かすことが大切です。

 

  • カレイは重点ポイントで置き竿

カレイはエサを求めてあまり泳ぎ回らないし、エサを見つけても、ゆっくりと近寄って、ゆっくり食べる魚なので、基本的には置き竿でアタリを待ち、カレイが食べる時間を作らないといけません。

魚が寄る場所(ヨブやカケアガリなど)を見つけたら、その場所で仕掛けを4,5分置いておきます。

待っても当たりがなければ、その近くにカレイはいないと思われるので、3~5mほど巻いて場所を変えて再び待ちます。

 

 

投げ釣り まとめ

投げ釣りは、狙える範囲が広いだけに、どこに魚がいるのかを探し当てるのが釣果を伸ばすコツです。

また、エサをこまめにチェックすることも重要なポイントだと思います。

投げているだけでも気持ちいい投げ釣りにぜひトライしてみてください。

 

手軽な道具でできる「ちょい投げ釣り」もありますよ。

 

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